結婚相手に求める条件は「3つ」に絞るべき理由

カリスマスタイリングディレクターとして活躍中の大草直子さん。雑誌、カタログのスタイリングを手がけながら、トークイベント出演や執筆業にも取り組まれ、大忙しの日々を送っています。さらにプライベートでは、日本人男性との結婚・離婚を経てベネズエラ出身男性との再婚、3人のお子さんの母親でもあります。自分の軸をしっかり持ちながら、女性としての美しさもキープし続けている大草さんは、まさにwith世代の憧れです。

カリスマスタイリングディレクター大草直子が語る結婚の条件

そんな大草さんの著書が『飽きる勇気 好きな2割にフォーカスする生き方』では、「今の仕事・生き方でいいのかモヤモヤしている」「子育てに自信がない」など、人生に悩むすべての人へのメッセージが綴られています。そこでwith onlineでは、大草さんにwith世代が悩みがちなテーマについて伺ってみました。

婚活はまず、“自分を知る”ことが重要

――with読者は婚活をしている人が多いのですが、どのように相手探しをしたらいいのか分からない、そもそも求めるべき条件がわからない、という悩みをよく聞くんです。探し方のヒントってありますか?
大草直子さん(以下、大草) 結婚相手に何を求めているのか分からないということは、多分、まだ自分のことが分かっていないからだと思います。だからまずは自分を知ることが大事かな。

――まずは自分のこと、ですか。
大草 まずは自分って遠回りなように思えますが、案外近道なんですよ。自分はどのように生きていきたいのか、ちゃんと考えていますでしょうか? たとえば仕事は続けたいのかそうではないのか、自分の人生に子供はいてほしいのか、など……。

仕事をされている方だったら、自分の生涯年収はどれくらいにしたいのか、というところまで考えるといいと思います。というのも、たとえばキャリアを変えるとき、お給料が下がったとしてもそれが自分の目標とした生涯年収を満たすために、ゆくゆくは間違いなくステップアップになると思えれば、そちらを選ぶという判断ができる。

そうやって仕事に限らず、自分の希望を長いスパンで具体的に整理することは絶対にしておいたほうがいいと思います。もちろん、途中で変わってもいい。それが唯一のゴールではないですから。ただ、常に考えておくということが大事。そうして自分のことが分かったうえで初めて、結婚相手に求めることを考えたほうがいいと思いますよ。

結婚相手への条件は“3つだけ” 深く狭く考えて

―――著書『飽きる勇気』では、理想の相手と出会うには“3つの条件”を深く狭く考えることが大事、と書かれていました。これは婚活においてすごくいいアドバイスだな、と思ったのですが……。

大草 もう、3つというのは絶対です! それ以上減らしてもダメだし、増やしてもダメ。増やすと、どうでもいいことが入ってきてしまうんですよ。本当だったらこれはどっちでも良かったな、ということも入ってくるので、必ず3つ以内におさめてください。

それに、5つも6つも相手から条件を挙げられたら、自分だって応えてあげられないですよね。自分が求めるからには、相手だって求めてくるんです。自分だけ求めて「あ~、理想の人で良かった」ということはあり得ませんから。そう考えると、3つという数は私の人生経験からすると正解かなと感じているんです。

――婚活でつまずいている子の中には、その3つの決め方すら分からない、というのが実情かもしれません。
大草 ポイントは、とにかく具体的に挙げることです。私と同年代の人にも婚活をしている人はいて、せっかくなら相手探しをお手伝いしたいので、希望を聞くんですね。「どういう人がいいの?」と。でも皆さん、大抵「優しい人」とか言うんです。それじゃ全然探せない! だから「ダメダメ、もう一回やり直し」とか言っているんですけど(笑)。

同じ「優しい人」でも、たとえば「私の父と母に優しい人」だったらすごく分かりやすい。自分にとっては両親との関係がとても大事で、近くに住んで一生ちゃんと面倒を見ていきたいと思っている人なら、「私の父と母に優しい人」というのはとても大事な条件になってきませんか? そのくらい具体的に考えてみてほしいんです。

――大草さんの3つの条件は何だったんですか?
大草 私が再婚をするときに挙げたのは、次の3つです。

・私を女性として見て、愛してくれること
・仕事を存分にさせてくれること
・長女を私と同じように愛してくれること

そして、これ以外のことには目をつむりました! 大事なのは3つ決めたら、他のことはあれこれ言わないことです。そこはもう、自分で決めたことですから。そう言われると、この3つって本当に真剣に考えるでしょう? だからこの作業は、自分がどういう相手を求めているか知るうえでもとても有効なんです。

――具体的なほどいいんですね。皆、あまり具体的なことを言うとえり好みしていると思われそうで、あえてボンヤリさせていたかもしれません。そのせいか、「○○してくれる人」ではなく、「○○しない人」とネガティブ視点になっている人も多いんですよね。
大草 なるほど。でも「○○しない人」だと、その先が広すぎますよね。たとえば「魚の食べ方が綺麗な人」であれば限定されますが、「魚の食べ方が汚くない人」だと、他はいいの!? と急にモヤ~ンとしてくる。だからできれば、ポジティブな言い方で限定するのがいい気がしますね。

自分にとって背が高いことが大事であれば、それでいい。「180cm以上ある人」とか。むしろそれぐらいハッキリした条件を持っていたほうが、理想の相手に出会えやすいと思いますよ!

引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/ac18273821aaa04a0351702913372fa89e8561fa

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