恋愛が「3年以上続かない」40代女性が陥った、婚活の大いなる「勘違い」

新しい「結婚観」が芽生えてきた

コロナ禍で婚活界隈にもニューウェーブが巻き起こっている。

現在、結婚相談所で活動する婚活者数は、若干の変動はありつつも横ばいなのだが、一方で結婚に至った成婚者数がコロナ禍以前よりも増加しているのだ。

成婚者数は昨年に比べて1割増しというデータから、婚活している人たちの結婚への意識が上がり、成婚につながることが多くなっているのだと推測している。

コロナ禍の影響で出会いの場やデートがzoom越しになるなど婚活がオンライン化されることによって、婚活に新しい「結婚観」が芽生え始めている。

オンラインでは対面式のお見合いよりも恋愛感情はわきにくい。しかしその一方で会話の弾み方や人柄で自分に合う・合わないを直感的に見分けるというメリットがあるようだ。

これはつまり、恋愛のスタートラインがドキドキする恋人感覚ではなく、ワクワクする・一緒にいて落ち着く友情感覚に移行し、その結果として成婚者数が増えてきたとも言える。結婚は恋愛の延長にあるものではなく友情の先にある、という「友情婚」の時代に突入したと私は見ている。

ときめく人が見つからなくて


大手ゼネコンで事務職につく詩織さん(42)も、「友情」によって幸せをつかんだひとりだ。コロナ前には合コンや飲み会で男性と知り合う機会もそれなりにあったようだが、自粛期間が延長される中、以前のようには男性と知り合えないと考え、結婚相談所に入会した。

5回ほど対面でお見合いを重ねたが、その時点ではまだ誰とも交際に発展していなかった。条件が噛み合わない訳でもなさそうだったので、私は詩織さんの気持ちを尋ねた。彼女いわく「お相手にときめきを感じない」「いい人だと思うけど、異性としてみることができない」ということだった。

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