「嵐」メンバーW婚で”婚活を楽観する人”の大誤解

 相談員の方々からは異口同音に「中高年男性の多くは、年の離れた若い女性を当然のように希望される」「年の差婚は子どもが欲しければ当たり前だ、という態度で、いくら難しいという話をしても一向に聞いてもらえない」という声が全国各地から次々と上がってくるのです。

 ひどいケースになると、男性ご本人がお相手の女性に納得されていても、親御さんが「若い女性でないと孫の顔がみられない」と破談に持ち込むことさえ生じています。

 しかし残念ながら、中年の未婚男性が希望する年の差婚は、実現可能性から見ると極めて低い結婚です。2019年の初婚同士カップルの年齢差を全婚姻届について、私が分析した結果がこちらです。

櫻井さん、相葉さんのような結婚はどれほど多い?

 初婚同士の結婚で最も多い結婚は、「同級生婚」の21%、約5組に1組、となります。まさに今回の櫻井さんのご結婚です。

 櫻井さんはスーパーアイドルですが、年齢差でみるといわゆる「芸能人ならではの結婚」ではなく、婚姻統計を分析しているリサーチャーの視点からは「成婚される男性には多数派の男女感覚をお持ちの方ではないだろうか」という感想を持ちました。

 続いて2番目に多い結婚が、男性が1歳年上の結婚で14%、約7組に1組、となります。そして、3番目に多いのが、女性が1歳年上の結婚で10%、約10組に1組の結婚で、まさに相葉さんのご結婚となります。

 以上、男女同年齢、男性か女性のどちらかが1歳上の3パターンだけで、約5割を占めています。そして、男女どちらかが2歳上、3歳上までを加算すると69%に達するのです。

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