1年で4人にふられた…年収600万円、公務員の40代男性の「婚活大失敗」のワケ

 これまでは、女性の立場から見た婚活についてをお伝えしてきたが、一方で男性の婚活は一体どうなっているのか。

 結婚相談所では男女比で言えば女性の方が圧倒的に多いため、実は、男性は女性ほどは婚活シーンで苦労しない傾向がある。しかし、なかに男性ならではの問題と苦悩ゆえに婚活がなかなかうまく行かないケースもある。

 そんな背景を踏まえて、仲人の目線から、婚活がなかなかうまくいかない男性の心情に何が起こっているのかを著す。

結婚相手としては最適な条件なのに

 今回は、男性の婚活についてお話ししたい。

 公博さん(41)は、コロナ禍によりこれまでの日常が変わるなかで、真剣に結婚を考えたひとりだ。この1年間の土日をすべてアプリ婚活に時間を割いてきたが、結婚の縁に辿り受けず、このたび弊相談所に入会した。

 公博さんのお話を聞きながら気になったのは、アプリ婚活を1年も続けて4人と交際するまでは進んだが、結婚に駒を進められるような真剣なお相手が見つからなかったことだった。

 公博さんは、都内の区役所で働く公務員。初婚で年収は600万円、趣味は映画鑑賞とドライブ。アプリに登録していたプロフィール写真も簡易的ではあったが、笑顔で撮られていた。

 自己紹介文も押しが強いとは言えないが穏やかな内面が現れており、仲人の目から見てもお相手は十分見つかりそうだ。

 アプリ婚活は玉石混合なので、当然ながら成婚率は相談所より劣るが、それでももう少し良い結果が出ていてもおかしくなさそうだ。

 聞けば実際にデートのお申し込みはそこそこあったそうだ。しかし公博さんは、「いいね」をもらったのちの女性選びで初歩的なミスをしていた。

 それは登録した直後に「いいね」をくれたなかから、一番自分好みの女性を選んで交際に至っていたという点だ。仲人から見れば実はこれこそが「婚活の罠」なのだ。

 アプリにしろ相談所にしろ、登録したての頃が一番申し込みが殺到する。この状態を最初に経験するので「今後もこれぐらい申し込みが来るだろう」とたかをくくりやすい。そのため、好みのタイプという限られた女性とだけお見合いをして、それ以外の女性は結婚の対象外としてふるいに落としてしまう。

 実際には、アプリを初めてから最初の数ヵ月を過ぎれば、申し込みの数がガクンと大きく下がる。最初から限られた数の女性としかやりとりをしていないため、それ以降はお見合いができる数、付き合いに至る女性の数が圧倒的に限られてしまうのだ。

 公博さんもこの典型的な「婚活の罠」に陥っていた。申し込んでくれた相手を選り好みしすぎるのは、結婚の可能性の幅も狭めてしまうので仲人としてはお勧めできない。

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