「女性の年収も審査対象のはず」恋愛結婚したい35歳女性の空回り婚活【前編】

比嘉紀恵さん(仮名・35歳)は、外資系メーカーのマーケティング部に勤務するキャリア女性。「30代までに恋愛結婚したいと思っていましたが、のんきにしている間に気が付けば35歳。コロナ禍もあり、かなり厳しい状況」と語る。

紀恵さんは、結婚するならあくまでも「自然な出会い」にこだわっているという。

「アプリとかもいいですけれど、アプリでの出会いをすんなり受け入れられるのは、30歳以下くらいの人達だと思います。私たち世代は、親も恋愛結婚だったりしますし、合コンや同級生、職場などで自然に出会って結婚するのが流れだと思っていて。やはり、そこは譲れないんです」

同級生、職場、合コン、友達の紹介…「自然な出会い」へのこだわり

なぜそこまでこだわるのかと言うと、「子供が将来生まれたときに、パパとママは自然に結婚したと言いたい」のだそう。

「アプリとか、結婚相談所に対して、個人的に抵抗があって…。そこまで必死に婚活する自分が受け入れられないからこそ、この年まで独身なのもわかっているのですが。プロに出会いをお願いできる人は本当にしっかりしているし、すごいとも思うんですけれど、自分は受け入れられなくて。

でもコロナ禍で、自然な出会いの機会は本当に少なくなりました。男友達でも、きちんとした人はみんな結婚してしまいました。若き日の私は、そういう人を、真面目で面白みがなくて、セクシーさもなくて、男としては見られないな…なんて思っていましたが、そういう人ほど実は結婚に向いていたんですよね。私たち世代の男性って、高校時代や大学時代に出会った彼女とそのまま25~28歳くらいで結婚するパターンと、30~33歳で仕事関係の人と結婚するパターンの大体2つに分かれていて、アプリとか結婚相談所で結婚、と言う人は少ないんですよね」

紀恵さんには同世代に「なんとなくつるむ仲間たち」がいる。

「予約困難店に一緒に食べに行ったり、フレンチを取り寄せてホムパしたり、キャンプに行って焚火したりとか。メンバーは男女各5人くらいが入れ代わり立ち代わりって感じです。“一人って楽だよね”とか言いながら、牽制したりされたりしていて、寂しくはないけれど、居心地がいいとも言い切れない関係です」

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