30代の「好き」はどこから生まれる?婚活女性に聞いた「相手を好きと自覚した瞬間」【前編】

今週の「女のもやもやセラピー」のテーマは「30代独身女性が相手を好きと思う瞬間」です。婚活中の女性、そして結婚を視野に入れた恋活を続けている女性の中には「好きっていう気持ちがどういうものなのか忘れてしまった」「何がどうなると好きだってことになるのかがわからない」という、「そもそも」の部分で迷い、もやもやしている状況に陥っている人が少なくないようです。

友達や仕事仲間に対する「好き」と恋愛感情は違うのはわかる。けれども、職場恋愛なんてものもありますよね。ただ、「……これって好きってこと?」という思いがふと浮かんだときに、「万が一、好きだとしても、それ以上の気持ちをもつのは仕事に支障がでてしまう」などといった理由から「なかったことにする」ということもあり、そうこうしているうちに、「恋する」方法がわからなくなってしまう、なんてこじらせ現象も。

そんな状況で恋活や婚活をしていれば、実際、相手と対峙したときにも「好きかどうかがわからない…」となり、結果的に、「なんか、うまくいかなかった」となることも。「好き」が何かがわからなかったら、その先に進めるわけがありません。みんなはどうやって、自分が相手を好きか、あるいは好きになれるかどうかを判断しているのでしょうか。

そこで今回は、30代独身女性に聞いた「相手のことを好きと自覚した瞬間」を聞いてみました。

30代独身女性の「好き」を自覚した瞬間

「マッチングアプリは継続的にやっているんですが、コロナ自粛もあったし、やりとりが続いても、会おうと言われると、“え、今、会いたいってなる?”って思ってしまって。そうなると、やりとり自体が止まってしまうんですよね。

でもある日、アプリを触っていて、マッチングしたその日に連絡がきて、1時間くらいやりとりして、そのまま会おうってことになったんです。このときの気持ちを考えると、やりとり中に、1個もイヤなところがなかった、に尽きると思います。普通だと、“え?”って思うことがちょいちょい起こるんですよ。例えば、ヘンな絵文字を使ってきたり、変な質問ばっかりしてきたり。

で、その人とは実際に会ったんですけど、すごくのんびりしている人で。食べ方もきれいだし、歩き方も笑い方も“イヤじゃない”。なんていうか、マイナス要素がひとつも見つからなかったんです。

その日から、毎日のように会うようになったんですが、トイレを立って使うとか、お風呂に入らない状態でベッドに入るとか、私が絶対にイヤって思うことを、そもそもしない人だったんです。半年ちょっと一緒にいますが、今もイヤだなって思うところがひとつもありません。で、ふと、好きってのは、こういうことなのかなぁって思って。見た目はぜんぜんタイプでないんですが、たまにカッコいいと思えちゃったりして(笑)」(31歳  広告会社勤務)

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