気持ちの探り合いはムダですか!? 大人の恋のLINE作法とは【前編】

500人以上の女性の仕事と恋を幸せに導いてきたキャリアコンサルタント・小川健次が、堅実女子の皆さんの人生を上方修正する、ちょっとしたコツをお教えする連載です。

今回のテーマは「出会いはあっても、関係の深め方がわからない」という悩みについて。せっかくいい人に出会っても、恋人関係になれないまま終わってしまう女性のためのアドバイスです。

出会いがあっても、自分から男性を誘えない

証券会社で一般職として働く珠美さん(仮名・34歳)は、婚活が思うようにいかずに悩んでいました。

27歳のときに大失恋をしてから、7年間ずっと2次元舞台やアニメなどにハマっていましたが、コロナ禍になってから猛烈に結婚したくなったそうです。珠美さんはもともと女子校育ちで引っ込み思案な性格です。

前の失恋の理由も「連絡やLINEが頻繁にあって重い」という相手からのお断りの言葉だったとかで、すっかり恋を始める自信がなくなってしまっています。

しかし、珠美さんはモテそうな容姿をしており、「婚活している」と友人知人に言うと、みんなが男性を紹介してくれます。会った時は、相手との話が盛り上がるのですが、なかなか次に進めません。

「自分から連絡をするのが怖いんです。断られたらどうしようという思いが強くあります。それに、また“重い”とか“ウザい”と言われて、嫌われてしまったらどうしようという気持ちもあって…」

珠美さんのように悩む女性はとても多いです。恋愛は“相手が好き”という勢いがあれば、結婚まで行ってしまうこともあります。しかし、年齢を重ねるたびに、恋愛と結婚は別物だとわかってきます。例えば、会話、LINE、会った時の雰囲気などを好きだと感じたとしても、結婚を考えると、年収、物事の考え方、人生観なども探り合わねばなりません。

その差を調整し決断を下すのが結婚だとすると、国際ビジネス並みの難事業です。これにはエネルギーも熱意も必要です。何度か会ったけど「違うな」と思えば、結婚まで進まないでしょう。

しかし、その前にまず「会う」ということが必要になります。それには「誘う・誘われる」ということも必要。珠美さんはそれができないのです。

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