増える“独身偽装”。元探偵に聞く女性を騙す既婚者の特徴は?

結婚しているにも関わらず独身を装い、真剣に婚活している人と交際する「独身偽装」の被害が後を絶ちません。特に男性が既婚を隠す場合が多いよう。騙されないようにするために、何に気を付ければいいのでしょうか。不倫や浮気など男女問題に詳しい元女探偵・平井仁美さんに事例を交えて解説してもらいます。

元女探偵・平井仁美です。現在は探偵マッチングラボで不倫問題を中心に、さまざまなお悩み相談を受けています。今回は、昨今話題の「独身偽装」について。独身を装って女性と交際する既婚者は、意外なほどたくさん、そして身近に存在しているんです……。

実際にあった相談を元に「独身偽装の既婚者によくある特徴」をご紹介します。

28歳営業職の彼「規則の厳しい寮暮らし」の真相

瑞樹さん(仮名、23歳)は、半年前に婚活アプリで知り合った会社員の康太さん(仮名、28歳)と交際中。「そろそろ結婚したい」と考えていたが、彼との関係に“ある悩み”を抱えていた。

それは康太さんが住んでいるという「会社の寮」のこと。中心部からの電車で1時間ほどの場所にある康太さんの会社の寮は規則がかなり厳しく、外泊禁止は当たり前、さらには夜間の電話も禁止。同じ寮に住んでいるという先輩から急に呼び出されることも多々あった。

康太さんの仕事が忙しくてなかなか会えないため、早く一緒に住みたいと考えていた瑞樹さんだったが、その寮は契約の関係であと2年は退去することができないという。
規則や契約と言われてしまうと受け入れるしかなく、少しずつ不満を募らせていた瑞樹さん。そんな悩みを友人に話すと「どう考えても怪しいから、康太さんの本当の住所を調べた方がいい」とアドバイスを受ける。

そして後日、瑞樹さんはデート解散直後から、康太さんのあとをこっそりつけてみた。
康太さんは寮があると話していた駅に降り、しばらく歩いて住宅街へ。そして一軒の戸建てに入っていく。家の前には子ども用の自転車やおもちゃが置いてあり、康太さんが家庭を持っているということはほとんど明らかだった。

元女探偵アドバイス
「寮暮らし」は、独身偽装をする男性が「彼女を家に寄せ付けないための言い訳」として本当によく使うものです。他にもよくあるのは「実家暮らし」「兄弟と暮らしている」「シェアハウス」などなど……どう見ても自分でちゃんと稼いでいそうな彼なのに、なぜか規則の厳しい会社の寮や実家での生活を継続している。それは一体なぜなのか、背景を深掘りして聞いてみましょう。しっかり細部まで完璧なストーリーを決めてから嘘をつくような独身偽装男はなかなか少ないものです。

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