【特集】コロナ禍でも旺盛な「婚活欲」『マスクで顔がわからない』『アクリル板越しの会話』感染対策下での婚活事情
一方、パーティーに参加した60代の男性のきっかけは。
(参加男性 60代)
「お風呂で滑って軽い骨折みたいになり、救急車呼ばなあかんとなったときに1人だったので、もうこれはやっぱり誰かいればって思うようになりましたね」
コロナ禍でも旺盛だった「婚活欲」。パーティーの主催者によりますと、2019年以降婚活市場はそれほど大きなダメージを受けず、7月~10月の間の入会数は2年連続で増加しているということです。
日本成婚ネットの晴山楡里グループリーダーは、コロナ禍の婚活についてこう話します。
(日本成婚ネット 晴山楡里グループリーダー)
「婚活って1年1年みなさん年を取っていくじゃないですか。そういうところで待てない、止まれないっていうところはあるかなと、みなさんお感じになっているかなと思います」
「会わすことに意義がある」プロ仲人もアドバイス「オンラインお見合い」
一方、お見合いで数々のカップルを成立に導いてきた「プロ仲人」はコロナ禍でどうなっているのでしょうか?
大阪にある『お見合い塾』の山田由美子塾長。取材した日、向き合っていたのはパソコンです。オンラインでのお見合いを30分後に控えた男性、さいとうさん(仮名)に直前のアドバイスを送っていました。
(お見合い塾 山田由美子塾長)
「自分がしゃべっているときにカメラを見るねんな。そうすると、今うちがあんたの方向いているみたいに見えるやろ?」
オンラインならではの目線のアドバイスまで。好印象をゲットするには、オンラインにおいてもアイコンタクトが重要です。照明なども細かくアドバイスすること15分。いよいよお見合いの時間です。
(お見合い塾 山田由美子塾長)
「今から40分間お話ししてくださいね」
あとは、お若い2人で…。
(さいとうさん 仮名)「せきねさん、こんにちは」
(せきねさん 仮名)「こんにちは。はじめまして」
(さいとうさん 仮名)「はじめまして。きょうあの、お天気いいですか?」
(せきねさん 仮名)「うん、(天気)いいですよ」
(さいとうさん 仮名)「こっちも、宇都宮もぜんぜん、あたたかくて…」
ひっそりと、画面越しに2人のやりとりを見守る山田さん。