結婚を損得だけで考える人に決定的に欠けた視点

 400万円以上稼ぐ女性の生涯未婚率が高いのは、単に相手の年収を期待するというだけではなく、年収400万円も稼げない男性と結婚するくらいなら(=クイズに1問しか答えられない相手なら)、結婚せずに自分ひとりで生きたほうが損得感情的にプラスだという意識ともいえるでしょう。

 しかし、そもそも結婚とは赤の他人同士が共同生活をするものであり、相手の行動は不確実性の高いものです。自分の思いどおりにはいきません。自分の感情を満足させるために相手を損させたいという気持ちでは到底やっていけません。

 互いの成功や失敗も受け入れながら、自分の正解数ではなく2人の合計正解数をあげていく過程を喜ぶことが結婚なのではないでしょうか。

 損得勘定も損得感情も誰しも内包しているものです。損得勘定だけですべてを合理的に判断する生き方も世知辛いものですが、損得感情だけに左右されてしまうと、気付くとそれは「孤立」という状態に陥る恐れがあります。結婚相手の選択に限らず、スパイト行動を頻発する人は、結果的に自分の人生に意地悪をしているようなものかもしれません。

引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/d852fdd035cb55d0d301c255212ae72784b466ee

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