結婚半年でスピード離婚!アラサー女性が徹底したかった「結婚マニュアル」の内容【前編】

日本の離婚率は上がり続けており、2019年の厚生労働省の調査によると、約35%…すなわち3組に1組の夫婦が離婚しているということがわかる。

一方で「結婚したい」と考える人は多く、大手結婚相談所「ノッツエ」の分析によると、婚活にかかる費用は会員一人当たり30~40万円/年。これをベースに考えると、婚活ビジネスの市場規模は約2400億円と考えられるそう。

大金をかけて結婚する人もいれば、離婚する人もいる。今回は、婚活にコストはかからなかったけれど、結婚半年で離婚したという彩友美さん(仮名・33歳・IT関連会社勤務)にお話を伺った。

本音では結婚したい…

「将来的におひとり様でもいいよね」と言っていても、「結婚できるならしたい」と思っている人が周りに多いという 彩友美さん。

「特に女性はそうだと思います。焦っていると思われたくないし、余計なことを詮索されたくないので、“結婚は特に考えていない。このままひとりでもいいかな”なんて言っています、本心では結婚したいと思っている人が多いと思います。これはダイエットにも言えるんですが、私の知人に3ケタ近いぽっちゃり女子がいて“今はプラスサイズも個性の時代よ”と言っていますが、本心は痩せたい…とこっそり言っていました。やっぱり結婚やダイエットって、40代後半くらいになって、ある程度自分に自信を持って達観できるようになれば変わるのかもしれませんが、30代のうちはまだ諦めきれません…」

なぜ彼女が結婚したかったのかというと、「恋愛の勝負の土俵から降りたかった」から。

「先日、大学の先輩(女性)と久しぶりに会ったんです。その人はいつも女性にマウンティングしたり、男性に媚びたりしていたし、感情的にも不安定な人だったんのですが、コロナ禍中に結婚相談所に登録し結婚していたんです。びっくりするくらい穏やかになっていて、何もマウンティングもしてこないし、人間的な魅力が光り輝いていたんですよね」

思わず「別人のようになりましたね」と言ってしまったという。

「その先輩はとても頭のいい人なんですが、なんでそんなに不安定だったのか…。その理由を自ら語っていたのですが、それがいちいちハラオチしたんです」

先輩の話をまとめると「結婚までには恋愛をしなくてはならず、自分は恋愛に向いていなかった。なぜなら、天にも昇るうれしさもあれば、LINEひとつでどん底まで落ち込むことの繰り返し。感情や気持ちのアップダウンが激しく、いつも疲れていたしイライラしていた。結婚したらコミットした相手と一緒に生きることがゴールなので、もう恋愛をしなくてもよくなった。それがすさまじく心と仕事にいい効果をもたらした」ということ。

「それに私はものすごく納得したんです。私たちの世代は、“愛し・愛される”ということよりも、信頼し合って平和に生きていきたいと思っている人が多いですし。そこで、私も結婚したくなって、10年間交際していた彼に“そろそろ結婚しない?”と言ったんです。彼と私は深いところで理解し合っていたし、愛し合ってもいました。それなのに…結婚半年で離婚することになったのです」

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