結婚半年でスピード離婚!アラサー女性が徹底したかった「結婚マニュアル」の内容【後編】

彼は家に帰ってこなくなった

離婚届けを書く時は、手が震えたという。

先輩夫婦の「結婚生活は最初が肝心」というアドバイスに従い、細かく忠告していたら、結婚生活2か月目にして、彼は終電で帰宅するようになっていく。

「浮気をしているのではなく、私の理想の生活を叶えたいから、副業を始めたというのです。子供2人を育てるにはこれだけのお金がかかるし、折角だから幸せにしたいと言ってくれました。なので家事分担は減らしてくれないかと言われ、すべて私が引き受けることに…。彼はときどき帰ってきて、作り置きのカレーを食べたりしていたのですが、別に彼の分の家事を行うのは何の負担もないことがわかったんです。すべて“ついで”でやればよかったんですよね。無理に分担などせず、できる人がやればよかったと反省しています」

それに気づいた彩友美さんは、彼が帰って来たくなるような家庭を整えることに。彼の好物を作り、好きな入浴剤を揃えて待っていたが、それを一緒に食べることはほとんどなかった。

「結婚5か月目に、彼から“話がある”と言われて、てっきり子供のこととか、感謝の言葉を言われるのかと思っていたら、“俺たち、別れないか”という話だったんです」

彼は結婚当初に、家事分担やお金のことなどでかなりストレスを感じて、一生この生活は嫌だ、と思ったのだそう。でも、結婚した責任があるから幸せにしたいと思い、そのためにはお金が大切だと。でも副業を最大限に頑張っても、月20万円のプラスにしかならない…。そのうち、自分の人生、本当は何がしたいのかわからなくなり、離婚を考えるようになったということでした」

彼は心から詫び、「彩友美を俺では絶対に幸せにできない」と泣いた。

「もう分担とかどうでもいいから一緒に生きて行こうよ、といったのですが、私の顔を見ると苦しい、と言われました。愛している人を幸せにできない自分は自己中心的過ぎるから、これから一生誰とも結婚しない…と言っていました」

その後、1カ月間の冷却期間を経て、結局離婚。彼が副業で稼いだ100万円は彩友美さんに振り込まれ、彼の実家からは離婚後の新居を借りる全費用と、お詫びの50万円が振り込まれた。

「まず、彼はそこそこ裕福な親や兄2人にかわいがられており、“待っていれば誰かが何かをしてくれる”という環境で育っていたので、結婚に不向きでした。一方、私は実家の経済的な余裕がなかったため、早く独立したくて自立心が強かったんです。そんな私が結婚に向いていない人に対してルールを強制したのですから、それはそうなりますよね。今思えば、マニュアルなど完全に無視して、その都度、自分の意見を言えばよかったなと思います。離婚してまだ2週間しかたっていませんが、10年も交際していましたから、やはり辛いですよね。あと、離婚したら、不倫狙いの既婚者がガンガン言い寄ってきて…それもうっとうしいですね」

引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/9047f37325ee47c9e40dfd2e262c757c8bb0fdd3

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