アプリ婚活で7か月で100人とやりとりして婚約した女性の“5つの必勝法”

万人以上のワーキングウーマンを取材してきたコラムニストの夏目かをるさんが、アラサー女性の恋愛・婚活にまつわるリアルストーリーをご紹介します。

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いまや恋愛や婚活に必要不可欠とされているのがアプリ。ところがアプリには「遊び目的」の男性がごまんといます。そのため真面目に付き合いたいと真剣に考えている男性を獲得するのは、男を見る目も必要です。では男を見る目を養うにはどうしたらいいでしょう。

手っ取り早いのは、実際に婚活をしながら身に着ける方法です。

アプリで100人以上の男性とやりとりをして、5人とデート。そして8か月目に「結婚を前提にした交際」をスタートしたアラサー女性の涙と笑いのエピソードから、アプリ婚活の成功の秘訣を探ります。

大学卒業後、福祉関係の仕事に従事していた朱里さん(仮名・30歳)は「仕事がきつすぎて、笑うことも忘れていた」ため、2年の後に退職。イベント関係の会社に転職すると、少しずつ笑顔を取り戻したそうです。

「前職の時に、女にだらしないダメンズと付き合ってしまったおかげで男に失望したんです。そのため結婚願望は全くありませんでした」

ところが朱里さんが恋を諦めたくない出来事が起こりました。大学時代からの男友達と定期的に仲間や二人きりで飲みに行っていましたが、ある時二人きりで呑んでいたら仕事で疲れが溜まっていた男友達が急に酔いつぶれて、テーブルに突っ伏してしまったそうです。揺さぶっても起きなかったため、朱里さんは自宅に連れていき、ソファーを貸したといいます。その時ふと「寝顔が可愛い」と感じてしまった朱里さん。すでに恋に落ちていました。

翌朝目が覚めた男友達は「ごめん!この恩は必ず返す!」と明るく出社したそうです。
「ますます好きになったんです。そこで私から飲みに誘うと、彼の仕事が一段落してから、ということになりました」

再会を目標に朱里さんはダイエットに励みます。2か月後に10キロの減量に成功し、意気揚々と男友達に再会すると嬉しさが倍増して、朱里さんはいきなり「付き合って」と告白。でも男友達はきょとんとして「え?友達だろ」とスルーしたとか……。
「玉砕しました。あまりにも切なくて、悔しくて、『死ぬほど婚活を頑張る!』と決めたんです」

怒りは時として原動力になります。朱里さんも恋がうまくいかなかった歯がゆさに対する怒りが、突如として婚活に向かっていったのです。
「でも彼氏いない歴が長い私にとって、何をしたらいいかわからなくて。大学の女の先輩に打ち明けたら『婚活パーティ―に参加してみよう』と誘われました」

ところが3分おきにくるくると相手が変って喋るという婚活パーティ―は、朱里さんには全く受け入れられず、途中からトイレに駆け込んでしまったそうです。
「先輩も『これはキツイね』とため息をついていました。そこで婚活アプリをやることにしたんです」

開始した当時、戦略は全くなかった朱里さん。「数打てば当たる」と、とにかくピンときた男にメールをしているうちに、気づきが生じ、失敗を教訓に自らの婚活必勝法を見つけたのです。

その5つの必勝法をご紹介します。

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