世間の婚活事情に異変? コロナ禍で「パートナー欲しくなった」人が急増 1502人に調査

コロナ禍でパートナーが欲しくなったという人が増えている ※画像はイメージです

新型コロナウイルス感染拡大の影響で「おうち時間」が増え、婚活事情にも変化が生じている。コロナ禍で「パートナーがほしくなった」という人が増えているのだ。2020年の婚姻件数は戦後最少。少子化に歯止めがかからない中、未曽有の災厄は経済的な打撃を負わす一方で、人々の「支え合う」意識を後押しし、結婚に対し前向きな感情を生む要因になっていることが浮かび上がった。

(リンクバル調べ)

■「パートナー欲しくなった」人が8割超え

婚活カウンセリングや街コンなどのイベントを通じて結婚を総合的にサポートするリンクバルは、マッチングアプリ「CoupLink」を利用する男女1502人を対象にアンケートを実施。コロナ禍の前と比較して「パートナーがほしいと思うようになったか」との質問には、「とても思う」(36%)、「思う」(27%)、「どちらかといえば思う」(22%)と、8割超の人が支え合う人がほしくなったとの認識を示した。その理由として「一人の時間が増えて寂しい」「パートナーの大切さに気付いた」などが挙がり、おうち時間の増加とともに孤独感を抱く人も増えたことがうかがえる。

感染防止のために会社ではテレワーク、教育現場でもリモート授業が普及するなど、社会活動をする上で「非対面」が重視される傾向が強まっている。これらは通勤・通学にリソースが割かれていた従来型のライフスタイルとは違う「ニューノーマル」な生活様式と言われるが、こと婚活に目を向ければ、こうしたニューノーマルな生活様式が逆風にもなっているようだ。

婚活しずらくなったかどうかを尋ねたところ、「とても感じる」(48%)、「感じる」(27%)、「どちらかといえば感じる」(16%)と、9割以上の人がやりにくさを感じていた。「緊急事態宣言が出て外出がしずらくなった」「直接人に合う機会が減った」などが主な理由だ。

コロナ禍によって高まった婚活意欲が、新しいライフスタイルによって阻害されているというのは皮肉な話だが、それだけではないようだ。婚活に関する悩み(複数回答可)では、「どんな人が自分に合うのか分からない」という回答が57%と最も多かった。このほか「婚活の方法が分からない」(55%)、「恋愛の仕方が分からない」(47%)などの意見も目立つ。婚活が進まない背景には、異性との関係性を進めるための“下地”ができていないという実情も透けて見える。

厚生労働省が発表する人口動態統計(概数)によると、昨年の出生数は過去最少の84万832人となり、初めて90万人を割って「86万ショック」と言われた前年をも下回った。婚姻件数も52万5490組と戦後最少を記録しており、少子化の流れに歯止めがかかる気配はない。パートナーを作ることに前向きな気持ちを抱いている人たちには、非対面の社会でも行動に移せるよう導くことも求められる。

リンクバルは「カウンセリングを通して、婚活に悩む一人ひとりのお客様に寄り添い、支援し、日本の未婚化、少子化問題に寄与していきたい」としている。

引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/fc2de1d6aa93191e408ee368d569c18093183723

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