年末年始は「婚活最盛期」!リアルな結婚相手の妥協ラインはどこ?男女210人に聞いた本音

[株式会社じげん]

見た目重視が過ぎる?「最低条件を満たす女性に出会えていない」男性は80%
株式会社じげん(本社:東京都港区、代表取締役 社長執行役員CEO:平尾丈、東証一部:3679、以下じげん)が運営する婚活業界調査組織「マリアージュ総研 by結婚相談所比較ネット」https://kekkon.kuraveil.jp/research において、本気で結婚したいと考えている男女210名に「結婚相手に求める条件」についてアンケート調査を実施しましたので、分析レポートをお届けいたします。

「マリアージュ総研 by結婚相談所比較ネット」は、今年「結婚相談所比較ネット」がサービス開始15周年を迎えたことを機に設立された婚活業界調査組織です。結婚相談所や婚活メディアとは異なり、長きに渡り結婚相談所の比較を手がけるからこそ持つ独自の情報やユーザーを対象とした意識調査を元にデータを分析し、婚活を検討・実施中の方や婚活業界に向けて積極的に情報を発信いたします。

 今年11月に「マリアージュ総研 by結婚相談所比較ネット」が「コロナ禍における婚活層の意識変化」※に関するアンケート を実施したところ、コロナ禍で結婚願望が高まった方は7割に上ることがわかりました。しかし、懸命に婚活に励んでもすべて理想の相手と出会うことは難しく、最終的に「完璧に理想通りではないけれど、結婚を真剣に考えられる相手」と結婚に至る方も多くいます。理想を追い求めるのをやめ、妥協するラインはどこにあるのでしょうか。年末年始に婚活の最盛期を迎えるにあたり、本レポートでは結婚相手に求める条件に関する調査から、男女それぞれの本音を紐解いてまいります。

※マリアージュ総研 by結婚相談所比較ネット「第2弾調査レポート(2021年11月)https://kekkon.kuraveil.jp/research/2

■「人柄」以外に結婚相手として重視するポイントは?男性は「容姿」・「年齢」、女性は「経済力」

結婚相手を探す際に考慮する点は様々あります。「結婚を選ぶとき最も重視するポイント」について調査したところ、男女ともに70%以上が「人柄」と回答。ところが、その結果と「結婚を選ぶとき重視するポイント(複数回答)」を比較したところ、男性と女性では異なる本音が浮かび上がりました。

 複数回答の結果に着目すると、「人柄」以外に男性は「容姿」や「年齢」、女性は「経済力」を重視していることが伺えます。「経済力」、「職業」、「学歴」など、収入面に影響しやすいポイントで男女差が生じており、いずれも女性が多い理由としては、男性と比較して経済的な将来不安を抱えやすい背景があると考えます。最も重視するポイントとして「経済力」を挙げた女性は14%いたにもかかわらず、男性は複数回答でもわずか5%でした。

一方、「家事能力」を求める割合は男性がより多い結果となっています。昨今共働き世帯が増え、昔に比べて家事や育児に参加する男性が増えたとの声もあります。しかし、男性に家事能力を期待する女性はまださほど多くなく、女性に家事能力を期待する男性のほうが多い結果となりました。

■隠れ外見至上主義?!男性の約80%が「容姿にこだわる」、そして80%が「妥協ラインの女性と出会えていない」…

 男性が結婚相手を選ぶ際に「最低限どの程度なら結婚を考えられるか」という妥協ラインを調べたところ、「容姿にこだわらない」と答えた男性はわずか17.3%でした。80%以上の男性が主観で相手を容姿でふるいにかけていることが判明。そのうち、「人前に連れて歩いて自慢できるかどうかは大事」、「人前に連れて歩いて恥ずかしくなければいい」と第三者から見てある程度評価が得られる外見を最低水準と考える男性は約4人に1人いました。また、周囲の目はこだわらないとしている男性も、53.1%が「自分の好みのタイプであるかどうかは大事」答え、容姿に着目している男性が多いことがわかります。

 許容できる年齢差については、同年代の「±1~5歳まで」を求める男性が半数以上。「±15歳まで」を許容範囲とした男性はわずか2.1%にとどまり、大きく年齢差がある女性でも問題ないと考えている方は少数派となりました。婚活市場において男性は若い女性を好むというイメージと違わず、男性は年齢差に敏感で理想は程よく若い女性、妥協ラインが「±5歳差まで」の同年代であることが伺えます。

 結婚相手の年収に関しては、「食うに困らない必要最低限の稼ぎ」が40.7%と回答。具体的な年収を質問したところ、「0~200万円未満」が39.5%、次いで「200~299万円」は33.3%と年収300万円以下で考えている男性は7割を超えました。「平均年収以上」、「自分の年収以上」の回答は25%程度で、女性にも自分と同等に本格的に働いてほしいと考えている男性は少数派のようです。一方、ある程度の生活水準が保てるレベルで働いてほしいと考える男性が多い結果となりました。

 最後に 「最低条件をすべてクリアした女性と出会ったことはありますか?」との問いには、80%の男性が「出会えていない」と回答。「職業」や「学歴」、「借金の有無」、「お酒・タバコの消費量」についてこだわる男性はほとんどおらず、「家事能力」に関しても、ほとんどの方が「1人暮らしで困らない最低限度でかまわない」と答え、年収に関する最低条件も特段厳しくありません。そんな中で、最低条件を満たす女性と出会えている男性が少ない原因は、主観的な外見の好みの妥協ラインが厳しすぎるのではないかと考えられます。「どんな容姿でもかまわない」と答えた女性はたった8.5%だったのに対して、男性が17.3%と、女性のほうが容姿に厳しい印象を受ける数字となりましたが、約40%の女性は「最低条件をすべてクリアした男性と出会えている」と回答しています。以上の結果から、男性は「人柄」を最も重視すると答えつつも「容姿」の重要度が高く、その基準は女性よりも厳しいものとなっている可能性が高いと言えます。

■女性の本音は「お金」?!年収「400~650万円」が妥協ライン、借金NGは90%!

続いて、女性の結婚相手の妥協ラインを調べたところ、「年収」、「借金の有無」について男性とは大きく異なる結果が表れました。年収に関しては、「自分以上」もしくは「世代別の平均年収以上」の稼ぎを期待するという回答が68%を占めています。共働き思考が高まっている※とはいえ、世帯収入の主力は男性に求めたいと考える女性が多いことが伺えます。具体的な金額をみると、男性の平均年収に近しい「450万円~650万円」を妥協の水準とする女性が45.7%。さらに、「650万円以上」は必要と考える方も10.9%おり、女性はより経済力を重視する傾向がみられます。

※マリアージュ総研 by結婚相談所比較ネット「第3弾調査レポート(2021年12月)https://kekkon.kuraveil.jp/research/3

 また、借金については男性と真逆の結果となり、大多数の女性がかなり厳しく考えていることが判明しました。「奨学金以外の借金は許容できない」と考える方が90%を占め、そのうち「奨学金も許容できない」と回答した方は47%にも上ります。婚活男性の年齢層は30~40代がボリュームソーンたのめ、その年齢になっても奨学金を返済しきれていない男性に対して、「将来性を感じない=結婚相手の候補にはできない」と考えている女性が一定数いるとみられます。

 女性が結婚相手として許容できる年齢差は、最多が「±10歳まで」と全体の27.0%を占めました。一回り以上離れている「±15歳まで」については、女性は6.1%と男性の2.1%よりも多く、年齢の許容範囲が広いことがわかります。とはいえ「±7歳~±10歳まで」と回答した女性が約半数のため、同年代よりもやや広い層までを妥協ラインとしている方が最も多いようです。

 容姿に関しては、「どんな容姿でもかまわない」と回答した女性はわずか8.5%。「人前に連れて歩いて自慢できるかどうかは大事」、「人前に連れて歩いて恥ずかしくなければいい」など、周りの目も意識した上で容姿をふるいにかける女性は36.5%に上りました。男性は24.7%だったため、女性の方がより第三者の評価を気にしていると言えそうです。

 女性は「借金は許容できず経済力を重視し、外見にもこだわる」という傾向が強く、一見すると男性よりも妥協ラインが厳しい印象を受けます。しかし、「最低条件をすべてクリアした男性と出会ったことはありますか?」の問いに対して、「出会えている」と回答した女性は37.8%でした。過半数の女性は出会えていないものの、「最低条件をすべてクリアした女性に出会えている男性」は約半分の20%にとどまったため、女性はより高望みせず現実的な婚活をしていると考えられます。

■調査概要
・調査期間 :2021年9月1日~30日
・調査対象者 :「結婚相談所比較ネット」ユーザー男女210名
・調査方法 :インターネット調査

引用元:https://www.jiji.com/jc/article?k=000000080.000008966&g=prt

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