結婚相手の妥協ライン「年収400~650万円」の男性は日本でどれだけいるか

今年も残り10日ほどで終わります。コロナ禍により人との出会いは減ったものの、「今年中に結婚したかった」なんて溜め息をつく方もいるかもしれませんね。

【図表】結婚相手の年収の妥協水準(女性)と国税庁の資料

結婚相談所比較ネット「リアルな結婚妥協ライン(男性の本音、女性の本音)アンケート調査」
国税庁 「令和2年分 民間給与実態統計調査」
独立行政法人労働政策研究・研修機構「図12 専業主婦世帯と共働き世帯」

その人の人柄や価値観、相性など気になるポイントは人それぞれですが、株式会社じげんが運営する婚活業界調査組織「マリアージュ総研 by結婚相談所比較ネット」が本気で結婚したいと考えている男女210名に2021年9月1日~30日のあいだ行った調査によると、女性は結婚相手を選ぶ際、人柄や自分との相性などのほかに、経済力を重視する傾向があるようです(2021年12月17日公表)。

同調査による、女性が妥協する年収ラインで最も多いのは「年収400~499万円」で22.6%。女性の回答で多く見られた妥協ラインは「年収400~650万円」でした。

実際にその水準を達成する男性はどれくらいいるのでしょうか。

結婚相手の年収の妥協ラインは?

先ほどの調査によると、男性の年収に関して「自分以上」もしくは「世代別の平均年収以上」の稼ぎを期待するという回答が68%を占めました。

具体的な金額を見てみましょう。

年収の妥協ラインとして最も多いのが「400~499万円」でした。

国税庁が2021年9月29日に公表した「令和2年分(2020年)分 民間給与実態統計調査」によると、日本の平均給与は433万円です。平均給与と同程度を求める傾向があるようです。

次に多いのは「500~549万円」の20.9%で、平均年収より100万円ほど高めでした。平均よりちょっと上を望む女性もいます。

平均年収より200万円ほど上の「600~649万円」と、100万円ほど低い「300~349万円」が11.6%と同じ割合に。

全体的には「年収400~650万円を妥協ライン」と考える女性が多いようですね。

年収400~600万円台の男性は日本にどれだけいる?

では、実際に日本で年収400~600万円台の男性はどれくらいいるのでしょうか。先ほどの国税庁の調査より確認してみましょう。

男性の割合を見ると年収400万円台は17.3%、500万円台は13.4%、600万円台は9.2%。「年収400~600万円台」でみると全体のおよそ4割となりました。

年齢階層別の平均年収(男性)では、「20~24歳」は277万円、「25~29歳」は393万円、「30~34歳」は458万円、35~39歳は「518万円」、40~44歳は「571万円」へと上がっていきます。年収については年齢によるところも大きいかもしれませんね。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です