「人気俳優を2発殴ったような顔です」婚活アプリの自己紹介で勝ち組が使っている”最初の60字”
■「婚活」というゲームの勝利条件を考える
そもそも、婚活は万人からまんべんなく好かれる必要はなく、1人の気が合う相手とゴールインできれば「勝ち」になるゲームだ。
なので、「ある壁サークルを主催している同人漫画家です」など、たとえ一般的には異性ウケが悪い尖った個性でも、必ず引きつけられる人がいる情報であれば前面に出したほうがいい。
逆にいえば、「板橋区在住」「仕事は営業です」みたいなことは、わざわざプロフィールの先頭に書く必要はないはずだ。
別に板橋区も営業職もまったく悪くないが、似たような人が大量にいるため、誰の胸にも刺さらない。アピールにならない情報なのである。
■マッチング後の注意点
さて、こうした熾烈な競争の結果、男性側が気になる女性会員に「いいね!」を送り(女性側からも送れるが)、先方がそれを受け入れればマッチングが成立する。その後はアプリ内でメッセージをやりとりし、やがてLINEの会話に――。
と、各サービスごとに細かい違いはあれど、このようにしてLINEメッセージの文章術を必要とする局面へと移行していく。
メッセージを直接やりとりするときの注意点はすでに書いた。長すぎる文章、死語、「おじさん構文」、「おじさん話題」などをひかえ、相手と会話が盛りあがればデートに行き、相性がよければやがて交際や結婚への道が開かれていく。
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安田 峰俊(やすだ・みねとし)
ルポライター、立命館大学人文科学研究所客員協力研究員
1982年生まれ、滋賀県出身。広島大学大学院文学研究科博士前期課程修了。著書『八九六四 「天安門事件」は再び起きるか』が第50回大宅壮一ノンフィクション賞、第5回城山三郎賞を受賞。他の著作に『現代中国の秘密結社 マフィア、政党、カルトの興亡史』(中公新書ラクレ)、『「低度」外国人材』(KADOKAWA)、『八九六四 完全版』(角川新書)など。近著は2022年1月26日刊行の『みんなのユニバーサル文章術』(星海社新書)。
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引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/89ae15ec9a076a19d80f8521fd80561e25c52f1f
