「婚活でハズレ扱い」ぽっちゃり体型で苦労した25歳女性が、幸せをつかんだ“作戦”

片っ端から申し込んで全滅…からの快進撃!

 婚活服探しも「服がない」と困ったそうで、百貨店を3つ回って着られるものが2着あるかどうかだったそうです。妊婦っぽくみえないようにワンピースではなくセパレートにして、Vネックにして少しでもすっきり見せるように工夫しました。

「結婚相談所についても事前にいろいろ調べていました。入会して申込がたくさん来る時期を入会バブルというそうですが、25歳なのに私はバブルもなく、登録して1か月で男性から来た申込は1件だけ、しかも30くらい年上の男性で凹みました。次の月も1人来たけれど地方の農家の方で“嫁に来てくれる女性”を探しているようでした」

 月の申し込み枠が200人だったため、はじめは5歳年上年収400万円以上で検索して片っ端から申込んだハナコさん。ところが全滅だったそうです。次は年齢を10歳以上の年上もOKにして年収も300万円台まで広げて申し込みしたところ、10人に1人ぐらい申し込みを承諾してもらえるようになりました。

「ただそれでも、持病があるとか事情のある方も多かったです。申し込みを受けてくれたのにあとでプロフィールを見て嫌になったのかお見合い日程がなかなか決まらず、平日夜の希望しか出さない方もいました」

 プロフィール写真では髪があるのに、会ってみると薄毛という男性もいたそうです。写真を盛るのは、女性に限ったことではありませんね。ハナコさんは結婚相談所で成婚退会するまでの間に約10人の男性に会い、中で男性の方から断ってきたのはその男性のみ。他の全員から「交際希望」が来ました。

 ハナコさんはお見合い時に「ジムに行っている」ということは話すようにし、現状から変わる努力をしていることも伝えていたそうです。
 9割から「2回目会いたい」と思われるのはかなり良い方でしょう。2回目のデートに進んだのは、そのうち3人でした。

仲人が一番応援したくなるような会員を目指した

 辛い婚活を乗り切るコツについて聞きました。

「お断りされた男性一覧はスクロールしても終わらないぐらいいるので、もう何人申し込んだのか分かりません。秒速でお断り通知が来ることもありました。ストレスはものすごく、自分へのご褒美をあげながら婚活していました。

 あとは、仲人さんを味方につけるために、お見合いが終わったらその現場からすぐ連絡をしていました。積極的な会員なら応援したくなるはずですよね。
 仲人さんに聞くと、他の女性会員は誰か紹介してもなかなか会おうとしないらしいのですが、私はよっぽどじゃない限り受けることにして、仲人さん紹介の男性は全員その日のうちに申し込みをしました。
 ここで選べる立場になっちゃダメだと思います。仲人さんからの紹介で申し込みした男性だって、かなりの確率で断られました。

 仲人さんからしたら、グズグズして文句の多い女性より、その場ですぐ申し込む女性の方を応援したくなりますよね。
 実は、旦那さんも仲人さんが紹介してくれた男性です。希望年齢より上なのであまり気は進まなかったのですが、初対面から話が合って順調に成婚退会しました」

 取材して、ハナコさんの賢さとタフさに感動しました。試しに会うという決断ができない女性は婚活を自分で厳しいものにしやすいです。

 次に、結婚相談所側ではぽっちゃり女子の婚活をどのようにサポートしているのかも取材しました。

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