古い結婚観は、忘却の彼方?! コロナ以降のライブ配信マッチングアプリとは

転機は、「動画広告」と「ライブ配信」

創業して2回、転機が訪れたという。「2015年に動画広告をスタートしたところ、NYを拠点としていたのですが、サンフランシスコやLAでも知名度が高まり、前年比で7倍へと登録者数が飛躍的に伸びました」。そして2018年、動画をさらに進化させたライブ配信によって、利用者がヒスパニック系にも広がり、「今すぐに世界中のアジア人と繋がれるマッチング型アプリ」として浸透。婚活だけでない新しいコミュニティーツールとして認識されるきっかけとなった。

創業当時の12月。凍えるような寒いNYのコリアンタウンで、アジア人を見つけては、「登録しませんか?」と一人一人勧誘した体験を経て、2回の転機を迎え、絶好調の現在。マッチングアプリの可能性について語る。「アメリカで、何故マッチングアプリが浸透しているかと考えた時、1. アメリカ人が合理的だから。2. テクノロジーが進んでいるから。3. マッチングサイトへの抵抗感が無いから。が挙げられます」CNNの世論調査によると、「マッチングサイトは、良い出会いを提供するツールか?」というアンケートに対して、半数以上がYESと答えている。

■時代にマッチした新しい形の出会いをアップデート

コロナ禍を経て、新生活様式が定着した今、時岡の思考するマッチングアプリの可能性とは?「フォーブスのこの取材をzoomで受けているこの瞬間(2021年12月15日)、『アップルのティム・クックCEOが、従業員のオフィス復帰を無期限で延期した』というニュースが飛び込んできました。私は驚くより当然のニュースとして受け止めていて。リモートワークは、ずっと定着していくと思います。そしてこの、『リモート』というキーワードによって、仕事だけでなく、人と人との出会い方も変わりました。私の夢は、『世界中の人が平等に活躍出来る社会を作る事』です。『EME Hive』のライブ配信を軸に、これからも新しい形の出会いをエンパワーしていきたいと考えています」

時岡真理子◎日本オラクル勤務後、オックスフォード大学MBA取得。2010年、DeNA共同創業者の渡辺氏とロンドンで教育系アプリ「Quipper」を共同創業。2015年、リクルートに48億円で買収される。2013年、NYでアジア人に特化したマッチングアプリ「EastMeetEast」を立ち上げ、2019年ライブ配信型アプリ「EME Hive」へと進化させる。現在、北米最大のアジア系ライブ配信型マッチングアプリとして、多人種コミュニティーに支持されている。現在NY在住。一児の母。

引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/23e71cf533460922ed725b8371238d484c004d03

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