「カミングアウトすべき?」宗教の2世信者の婚活事情は、激怒されることも

婚活でトラブルになる可能性が高いのは…

「相談を受ける上では、『あとでバレたときに断られる不安があるなら、あらかじめプロフィール欄に書いておくべき』と伝えています。障害者の方の婚活でも『プロフィールに障害者であることを書かない自由はあるが、書かなかった人で成功した人はかなり少ない』という話をしています。

 宗教や障害の有無ではなく、黙っていたという事実によってトラブルになる可能性が高いからです。あとで伝えればいいとしてプロフィールにも書かずに黙っていると、お見合いまでいってもその後に断られるパターンが多い。そのため『今回もダメだろう』と、どんどんマッチングの確率が下がっていき、ストレスも抱えて鬱っぽくなる人もいます。

『少しでも確率を上げたいので隠すべき』という考えの人もいますが、私はやはり最初から伝えておくべきだと思います。宗教に限らず、偏見をなくすためにも情報開示はとても大切ですし、最低でもパートナーである仲人には伝えていてほしいです」

最初から「宗教OK」と書く人はほぼいない

 結婚相談所NPOでは入会時に提出するプロフィールシートに任意回答で「お相手の宗教を気にするか?」という欄があるが、そこに最初から「宗教OK」と書く人はほぼいないという。「宗教OK」と書く人の中には、自分自身も何かしらの新興宗教と関連している人もいるそうだ。

「『NG』と書いた方には、ちゃんと考えた上でNGにしているのか、『未検討』と書いた方には宗教を持つ方を紹介してもいいのかを確認するようにしています。また、お相手の宗教を『OK』にされている宗教2世の方でも『ただし同一宗教に限る』などの条件が付くことがあるのでなかなか複雑です。

 みなさんに言えることですが、入会時はまさか宗教を信仰する方と結婚するとは思っていない状態で入ってきますから、『どの程度であれば許容範囲なのか』をしっかり確認した上でお相手をご紹介するようにしています」

知らないから不安や偏見を抱く

 一方で、「いいな」と思っていた相手が宗教2世だとあとで判明した場合にも相談されることがあるという。

「『相手のことが好きだけど、こんな宗教を信仰している人でした。どう思います?』と相談されるケースです。たいていは怪しい宗教なのかどうか、献金などのお金がかかるのか、といったことを気にされていますね。

 よくわからない宗教だから不安を抱いていたけれども、実情を知ると『それくらいなら平気ですね』という人も少なくありません。実際には知らないから不安や偏見を抱いていることが多いと感じます」

 影山さんによると、婚活の際に好印象の相手が宗教2世だった場合には「相手にいいことと悪いことを語らせてみてほしい」とアドバイスを送る。

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