【File41】世界をまたにかけて婚活した話

焦って婚活スタート、しかし失業

悲しみの日々は終わったものの、今度は「これから私、ずーっとひとりぼっちなの!?」という不安と焦りがおそってきて、慌てて婚活をスタートしました。

当時、まだ始まったばかりのネットの出会い系サイトや、婚活サイトに登録して10人以上は出会い、苦手な合コンも心を麻痺させて参加。でも、ピンとくる人は、既婚であることを隠して出会い系に登録していた年上の銀行員くらい。いやいや、そんなのにかまってもらう時間は無いのよ!

私にとっての婚活は、やればやるほどつらくなってくる泥沼でした。

「選ばれる女性にならなければ。でもどうやって?」「結婚するのに最適な条件の相手を選ばなければ! でも、どんな人がいいの?」

そんな時に拍車をかけて、仕事の契約が更新されないことになり、失業してしまったのです。

世界婚活の旅へ

焦りと不安はピークに達し、日本海の絶壁に立って追い込まれたような気分の私に、「相手は日本だけでなく、世界にいるんじゃない?」という先輩の声が降ってきました。

そうか、世界で婚活してみよう。

婚活に煮詰まって沸いてきた「結婚ってなんなのよ!?」という、そもそもの答えを探りつつ、色んな国に住む人にインタビューして回れば、フリーのライターにもなれるかもしれない。「 あわよくば現地で出会って結婚だ!」そう思って、半ばやけくその勇気を振り絞って旅立ったのです。

まずはヨーロッパを中心に旅をしつつ、初めて行った国の中でも一番衝撃的だったのがフランス、パリです。現地でパリジャンと恋愛したり、事実婚したり、結婚したりしている日本人女性に会ったり、道端でチュッチュするパリジャンたちを見て私は驚愕します。あまりに本能的で自由に見えたからです。

「婚活なんてしてる場合じゃない。恋がしたい。あんなパリジャンたちみたいに燃える奔放な恋がしたいわ!」

と、世界婚活は早々に切り上げ、パリに1年住む準備をし、最初に出会ったパリジャンと、人生初の同棲までスタートすることになりました。結果、フランスで最初に出会ったその相手が今の旦那さまになりました。

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