41歳女性、婚活アプリで「子どもが欲しい」を選ぶ年上男性に思うこと
40代以上でも子どもを持てる男性と、産めない女性
極めつけのモヤモヤは、プロフィールにある子どもに関する質問だった。
私が使っていたアプリには「どんなお相手を期待しますか?」という問いに、子どもに対する価値観の項目があり、「子どもは欲しくない」「子どもは欲しい」「わからない」「相手と相談して決める」という4つの選択肢がある。
私自身、子どもが欲しいと思った時期があり、30代は自分の体と真剣に向き合ってきた。婦人科に行き、ホルモン値も調べた。自分の遺伝子を残したいというよりは、好きな人との子どもが欲しかったのだ。33歳の時点でホルモン値がかなり低く、妊娠する力が弱いことが分かっていた。40歳に近づくにつれて、子どもを持たない人生に折り合いをつけてきた。
とはいえ、出産だけが子どもを持つ方法ではない。私は「相手と相談して決める」を選んだ。
このように、女性にとってはセンシティブでいろいろと考えながら選ぶであろうこの質問だが、男性たちの多くは「子供が欲しい」を選んでいた。システムで私にピックアップされてくる男性はだいたい40代以上。中には50代、60代もいる。女性だったら出産は難しいとされる年齢の人たちが普通に「子どもは欲しい」を選んでいることに、私は何とも言えない気持ちになった。男性は確かに、相手次第では、50代、60代になっても子どもを持てる。でもそれは医学的なリスクが一般的に高くはないとされる30代前半までといった“若い女性”を選んだ場合の話だ。自分の年齢や、同世代の女性たちのことを考えて、「相手と相談して決める」を選ぶ優しさはないのか?
アプリという限定された空間とはいえ、女性の若さに価値を見出す男性たちに、「あなたはもう女として価値がないよ」と言われているような気持ちになってしまった。私が出会いを探すのは、ここじゃなかった。42歳の誕生日を前にスマホを機種変更し、それ以降、アプリは立ち上げていない。
私も20代の頃は、無意識であっても、それなりに若さを武器にしてきたはずだ。その後、仕事も恋愛もうまくいかず、もがいてきた30代があって、今、40代になった。その自分の人生に、悔いはない。もう一度、20代、30代をやり直したいとも思わない。一度きりで充分だ。
40代のいいところは、人生が恋愛や結婚だけでは成り立っていないことを、心から実感できるところだ。自分をご機嫌にできる趣味があり、好きな仕事があり、その対価で生きていく力も身に着けた。恋愛は大事だけど、人生を豊かにしてくれるスパイスの一つでしかない。
マッチングアプリの中の会ったこともない男性たちに、心をすり減らされる必要なんかない。リアルな場では、今の自分を認めてくれる人もいる、と切り替えられるのも、経験を積んできたからこその余裕かもしれない。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/07f35f764c79d1ac93b9bc591ee887e8247f74d2
