「サムボ婚」って?スウェーデンの事実婚で子どもを持つカップルが多い理由

寿司職人がアラン・ドロン似の青年

海外に長く滞在していると当然日本食が恋しくなる。中でも一番食べたくなるのは、いつもなぜか寿司と味噌汁であった。ある日、街を散歩中にたまたま見つけた「SUSHI」という看板に引き込まれるように入ってしまった。

とりあえず、旅行資金を節約する必要があったので一番安いカリフォルニアロールを頼んでみると、寿司職人の格好をしたスウェーデン人の板前さんが、若かりし頃のアラン・ドロンみたいな風貌で度肝を抜かれた。

私はこれからこの男性が作ったカリフォルニアロールを食べるんだよね? モデルや俳優さんがこの店でたまたま撮影してるんじゃないんだよね? 滅多にいない若かりし日のアラン・ドロン似の美青年が真剣な目つきで寿司を握る姿はまるで映画のワンシーンのようだった。

顔を見すぎないよう努めたが、どうしてもチラ見を繰り返してしまう。やがて青年が作ったカリフォルニアロールがテーブルに到着した。チラ見しながら食べ終わると、味噌汁を追加で注文する。「ミソスープ プリーズ!」。青年はニコッと白い歯を見せて爽やかに笑うと、味噌汁をテーブルに置いた。

お会計を済ませると駆け足で宿に戻り、「ちょっと! アラン・ドロンがカリフォルニアロールを作ってたよ」と韓国人のルームメイトに興奮気味に話した。ルームメイトはスウェーデンに来てから1カ月ほど経つらしく、イケメンにはすっかり慣れていたので驚いていなかったが、私はとにかく街中や公園を歩く麗しい男性たちを眺めるだけで至福のひとときだった。

日曜日ともなると多くの市民が公園や階段などでゆっくり寛いでいた。ゆとりある雰囲気が印象的だった。写真提供/歩りえこ

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