今や6人に1人が婚活サービスで「結婚」3つの背景

また、独身者の利用に焦点を当てても、恋愛や結婚をしたいと考えていて、かつ恋人がいない独身者の27.2%が婚活サービスを利用したことがあり、利用経験割合は4年連続で増加しています。これらの数字を見ると、ここに来て婚活サービスは結婚の出会いの1つの手法として確立されたとみていいでしょう。

■独身者の婚活サービスの利用経験

(出所)リクルートブライダル総研「婚活実態調査2021」

とくにネット系婚活サービスは大きな広がりを見せています。結婚相談所、ネット系婚活サービス、婚活パーティ・イベント、それぞれの利用経験割合をみてみると、男女ともにすべての年代でネット系婚活サービスの利用経験率が増加しています。

なぜ婚活サービスはここまで広がったのか?

いわば市民権を得たといえる婚活サービス。その要因を改めて考察していきます。1つはその合理性や効率の良さです。

例えば、合コンなど飲み会で結婚相手を探そうとした場合は、相手に結婚願望があるかどうかもわからず、手探りの状態でコミュニケーションが始まります。ですから、結婚まで到達するには時間がかかることが多く、当然のように結婚に至らないというケースもあります。

しかし婚活サービスではサービスを利用する人に「結婚相手を探す」という共通の目的があることが前提となります。そのために、結婚という目的達成のために、お互いがふさわしい人物なのかどうか、出会いの最初から真摯に見極めようとします。つまり、結婚に至るまでのコミュニケーションがごくシンプルで早いのです。

(出所)リクルートブライダル総研「婚活実態調査2021」

実際「婚活サービスは結婚に至るまでの効率が良さそう」と考える人は41.7%います。この割合は年々じわりと上昇していて、婚活サービスの効率性が浸透してきていることがわかります。

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