「まだイケるか試したかった」婚活アプリで出会った男に脅かされる平和な家庭

千香子さん(仮名・33歳)は、半年前に新宿を歩いているときにナンパをされた。4歳の息子は夫(36歳)の実家に泊りがけで行っていた。久しぶりに羽を伸ばして買い物をしている最中だったという。

清楚で童顔、セミロングのヘアスタイルと、フリルの服が合っている。趣味は紅茶とプリザーブドフラワー。息子が幼稚園に通い始めた去年の4月から、派遣社員として週4回、大手企業の子会社で入力作業の仕事をしている。

夫は東海地方の名家の三男。夫の親戚には明治政府の功労者や芸術家などがいるという。

「夫は優しくて控えめな人で、大手機械メーカーでエンジニアをしています。前に研究内容の説明をされたんですが、私は短大の保育学科卒で、結婚するまで中堅企業で事務職をしていたので、さっぱりわかりませんでした」

夫は千香子さんを愛しており、定期的に夫婦の関係を持っているという。

「月に1~2回、なんとなくそういう雰囲気になって、どちらともなく始めています。これって、結婚している人だとわかると思うんですが、結婚5年以上経って、子供も産んで、トキメキもとっくにない。今後の教育費や育児の負担を考えると、子供は一人でいい。これは夫が強く希望したことです。それなのに、習慣的かつ義務的にセックスをすることが不思議でもあったんですよね」

千香子さんは、夫婦生活に違和感があっても、スルーしたりガマンしたりすることでやり過ごしてきた。

「夫や息子が不快になったり、摩擦が起こったりするなら、私がガマンすればいいと思ってしまうんです。これは、両親や義両親、友達に対しても同じ。“そんなこと言わないでほしいな”など、言いたいことはあるけれど、言ったら気まずい空気になる。それなら言いたいことを飲み込もうって」

結婚5年間、家庭は平和で円満だった。都内のはずれにある夫の勤務先に近い場所に、建売の一戸建ても購入した。

「半年前にナンパされるまでは、ホントに何の不安もなかったんです。新宿の地下道で、40歳くらいのスーツの男性から、『お姉さんが好みだったので、声かけちゃいました。僕とお話しませんか?』と言ってきたんです。時間がないと断ったのですが、そのときに“私もまだイケるんじゃない?”と思って。女としての価値をもっと試してみたくなりました」

ナンパから1週間。“主婦 不倫”などで検索し、マッチングアプリに登録。独身と偽って男性とやりとりを開始する。

どのマッチングアプリを選んだのだろうか。

「最初は、世界で最も有名なアプリにしたのですが、遊び目的の人ばかり。しかも、近くにいる人とマッチするような特徴のもので、近所の人が続々と表示されてしまうんですよ。その中には知っている顔もいて、慌てて削除しました」

その後、登録したのは、「真面目な人が集まる」とされるアプリだった。

「これが今回のトラブルの原因です。私は、“真面目だけれど遊べる男性”を探していたのですが、相手は“真面目に交際し、結婚する女性”を探していたんです」

引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/b0c59bc379b8761344238b4868c6d5a7e86c872b

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