経済的に自立していないと結婚は難しい!?「年収ハンデ」を気にする女性へ4つのアドバイス【植草美幸】
共働き時代に“バリキャリではない”のはハンデになるの?
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こんばんは、恋愛・結婚アドバイザーの植草美幸です。
今や総共働き時代。とはいえ、女性の社会進出はまだまだ過渡期ともいえます。先日、私のラジオでこんなお悩み相談がありました。
「今どき、正社員で経済的自立をしていないと婚活は厳しいのでしょうか?」
関西在住の26歳のこの女性は、短大卒業後に正社員の栄養士として就職しますが、サービス残業や長時間勤務ながら手取り12万円という労働環境に耐えかねて退職。正社員での転職は叶わず派遣社員になるも、コロナ禍で派遣切りに遭ってしまいます。現在は調理のアルバイトをしながら、副業で在宅ワークをして手取り16万円ほどだそうです。ごくごく平凡な家庭を築ける相手と出会いたいけれど、高収入で自立した女性の話を見聞きして自信がなくなってしまった、とのこと。
まさに、共働き時代かつ、給料が上がりにくい、若者の現状を表しているお悩みだと思います。コロナ禍で派遣切りという言葉もありましたが、経済的にも世界情勢的にも不安定な時代。お互いが補い合い、リスクヘッジとなるのも結婚の一面です。
結論からいうと、20代で高望みをしていない相談者さんの姿勢であれば問題なく結婚できると思います。もちろん、年収が高ければ今まで努力されたこと、仕事に打ち込んできたことが目に見える実績としてプラス評価にはなりますが、そうでないことがマイナス評価になるとは限らないのです。
全国の結婚相談所会員の男女別平均年収
全国の結婚相談所が加盟するIBJ(日本結婚相談所連盟)のデータをみると、会員の年収ボリュームゾーンは、男性が400万円~599万円、女性が300万円~399万円(2020.12.29時点)。つまり、300万円~400万円台の方が相談所の中でも多いことがわかります。国税庁発表の平均年収は、男性521万円、女性276万円です。
今回の相談者は、婚活市場の平均と全国平均、ともに下回っていいますが、まだ20代で、女性の平均婚姻年齢よりもお若いです。また、子持ち家庭の世帯収入は700~800万円ほどですから、旦那様の年収が500~600万円であれば十分婚活会員のボリュームゾーンに入るので、問題なく婚活を進められるでしょう。
とはいえ、平均以下の年収であること、正社員を退職してアルバイト勤務になっていることを相談者がコンプレックスに感じているように、ほかの人と比べて気になる条件があるならば、総合力でカバーしておいて損はありません。今回は、「年収ハンデ」を気にする女性へ、次の4つのアドバイスをお送りします。