井川遥「充実した今だからこその婚活」『持続可能な恋ですか?~父と娘の結婚行進曲~』インタビュー

火曜よる10時から放送中の上野樹里主演『持続可能な恋ですか?~父と娘の結婚行進曲~』。ヨガインストラクターの沢田杏花(上野)の父で、辞書編纂者の林太郎(松重豊)は、絶賛婚活中。林太郎は婚活パーティーで、整形外科医の日向明里(井川遥)と出会った。今回は明里を演じる井川に、役柄や結婚観について話を聞いた。

明里の恋の行方を見守って

――演じる明里はどんなキャラクターですか?

整形外科を開業している医師で、経済的にも自分の時間の使い方にも余裕があり、仕事としては充実しています。仕事に熱心に励みながらも結婚を意識したことはあったと思いますが、勤務時代も、開業して軌道に乗るまで懸命だったのではと思います。

――診察のシーンではどのようなことを心がけていますか?

温かなクリニックの雰囲気や、リハビリもできるクリニックなので快活さも出したいと思っています。レントゲンなどによる診断や、痛みを伴う患者さんを起こす介添えなど、職業的なスマートさが出せたらいいですね。

――明里は“骨が好き”ということですが。

整形外科医を志したというところで、骨や関節の造形や仕組みに興味が強いのではと想像します。私自身、形やテクスチャーにこだわりがある方で、思えばそれは子どもの頃からなので理屈ではないのかな、と。

実際この役を通して、症状を調べたり、レントゲンや模型を見ることが多くなったのですが、骨って神秘的で、よくできたものだなと思いますね。明里のこと、わからなくもないです(笑)。

――そんな個性的な一面もある明里が婚活を始めます。

今までは自己実現を優先してきた人生で、明里に関していうならば充実した今だからこその婚活なんだと思います。女性として共感できるセリフも多いですね。

社会の中で夢や目標を持ってやってきたけど、独身の今、ふと、もしパートナーがいたらどうなんだろうと考え始めたのかなと。普段の生活の中だと、なかなか出会いがないから、少し思い切ったのかなと思います。

――林太郎という男性に感じる魅力は?

知性的で穏やか、飾ることのない実直さではないでしょうか。辞書編纂という仕事柄、日々の中で言葉を採集しているから話題も豊富ですよね。言葉が綺麗で、奥ゆかしさを感じる男性は新鮮に映ると思います。

――松重さんとは何回もご共演されているそうですが。

デビュー間もない頃からもう幾度もご一緒していて、お会いするとほっとします(笑)。でも今回のような会話劇は初めてで、対話の中で生まれるものを感じながら色々と日々学ばせていただいています。今また共演できたこのタイミングもとても有難いと感じています。

――結婚観についてはどのように変わってきていると思いますか?

結婚観は時代や環境で大きく変わるものですよね。社会全体の価値観だったり、キャリアの重ね方だったり、ライフスタイルを充実させることだったり。私自身子育てをしていると自分の学生時代と今の子どもたちとでは時代が違う、と思うことが多いです。

現代は目まぐるしく進化していて、選択の連続で迷うことは当然ですよね。女性の社会進出によってこうであるべき、という意識はだいぶなくなってきたけれど、一方で、家族だからこそ、寄り添ってくれる人と出会ってほしいと願う親ごころもわかります。でもやっぱり個人が尊重されて自由な世の中であった方が幸せだなと思います。

――最後に視聴者へメッセージをお願いします。

価値観の異なる2世代の婚活模様。明里はその狭間の世代です。人生経験を積んでも恋愛に対してはまたイチからで。それぞれの本音がぶつかり合うことも、分かち合えることも…楽しく観られるドラマだと思います。ぜひ恋の行方を一緒に見守ってください。

■番組概要
[タイトル]
火曜ドラマ『持続可能な恋ですか?~父と娘の結婚行進曲~』
[放送日時]
毎週火曜よる10時~10時57分

引用元:https://topics.tbs.co.jp/article/detail/?id=15709

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