出会いに花を 筆で婚活を応援 九産大造形短大の学生が壁画

事務所の壁に花を描く学生

 久留米市の筑邦銀行日吉町支店2階にある「NPO法人ちくご出会いサポートセンターJUNOALL(ジュノール)」の事務所を、九州産業大学造形短期大学部(福岡市東区)の学生が壁画で彩った。同センターは婚活支援に取り組んでいて、運営に関わる筑邦銀が制作を依頼した。

 同センターは2019年に設立され、会員登録をした独身男女に相手探しや出会いの場を提供している。筑邦銀の佐藤清一郎頭取が副理事長で、県南地域の企業から寄せられた協賛金で運営している。

 事務所は西鉄久留米駅前にあったが、昨年、支店2階に移転した。マッチングした男女が初めて出会う場所だが、部屋が殺風景だったため、筑邦銀が連携協定を結んでいた九産大造形短大に制作を依頼した。

 8月末、絵画などを学ぶ学生ら約10人が制作に参加した。室内や廊下の壁に、出会いや幸せを連想させる花々やドレス姿の女性と男性のカップルなどをアクリル絵の具で描いた。学生にとっても建物に描ける貴重な機会で、造形芸術学科2年の永岡陽奈さんは「絵を見て和んだり、明るい気持ちになってもらえたりすればうれしい。描けて光栄です」と話した。【高芝菜穂子】

引用元:https://mainichi.jp/articles/20220903/k00/00m/040/093000c

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