36歳婚活女性が絶句…結婚するものと思っていた年下の彼から言われた「衝撃的な一言」

キレやすい性格、いつかはきっと直るはず

よしえが婚約者のとしあき(36歳、仮名)と出会ったのは、半年前のことだ。

としあきに出会う1か月前に1年間付き合っていた8つ下の恋人、さとし(仮名)に振られた。ぽっかり空いていた心の隙間に、としあきはすっぽりと入ってきた。

付き合い出した当初からキレやすい性格なのは、わかっていた。キレると、「ボケ」「バカ」「死ね」と次から次へと人格否定をする暴言を吐く。クッションやスリッパを床に叩きつけ、ソファーや壁を蹴飛ばし、物に当たり散らす。

そして、ひとしきりキレた後には驚くほど反省し、優しくなり、「ごめん。この性格は直していくから、ずっと一緒にいたいんだ。結婚しよう。幸せにする」と抱きしめて来てる。

よしえは、としあきが涙ぐみながら反省の言葉を口にするたびに、「この人は、本当は弱くて繊細。だからキレてしまう。心は優しい人なのだ」と自分に言い聞かせていた。

人の性格は、環境で変わっていく。現に暴言は吐くけれど、私に暴力を振るうことはないではないか。そこにはストッパーをかけられる。私が愛情をもって接していれば、このキレやすい性格もきっと直っていくはず。彼は育った環境が悪かったのだ。

反省の言葉を耳元で囁きながら抱きしめてくるとしあきの腕の中で、いつかは変わってくれる事を信じていた。そして、訪れるであろう穏やかで幸せな2人の未来を描いていた。

何より結婚を言い出さなかったさとしに比べたら、「結婚しよう」と言ってくれるとしあきは、責任ある男ではないか。

もう恋人を失う悲しみと空虚感は、味わいたくなかった。

よしえは、とにかく“結婚”がしたかった。誰もが普通にしている結婚を、普通に手に入れたかった。

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