「一生結婚しない」過去最高 福岡で聞く結婚観と出会いの変化

『結婚』についての話題です。国立の研究機関が去年行った『結婚などに関する調査』の結果が、9日に公表されました。その中で「一生結婚するつもりはない」と答えた人の割合が、過去最高となりました。福岡の街の人に、結婚に対する考え方を聞きました。

■20代会社員(未婚)
「あまり想像つかないですね。したいかしたくないかで言われれば、(結婚しなくても)いいかなという感じですね。いまが割と充実しているから。」

■20代大学生(未婚)
「(Q.結婚したいなと思う?)したいです。(結婚)するものだと思っていました、昔から。」

■20代医療従事者(未婚)
「30歳になる前、27歳とかで(結婚)できたらいいなという感じです。」
■20代会社員(未婚)
「家帰っても、『ただいま』と言っても『おかえり』といってくれる人がいないので、『おかえり』といってくれる人がほしいので。」

■30代主婦(既婚)
「自分の子どもが結婚するかしないかと考えたときには、どっちでもいいかなって感じですね。」

■40代団体職員(未婚)
「(結婚に)興味がない。結婚に関しては、わりと若い人たちは結婚願望はあるのではないかな。(結婚を)しなきゃいけないと思っている人が減ってきているのかなという気がします。」

さまざまな意見がありますが、調査では『独身生活の最大の利点』を聞いています。今回、「行動や生き方が自由」と答えた人の割合が、男女ともに7割を超えています。

一方で、結婚するには出会いが必要です。夫婦が知り合ったきっかけは何だったのか、調査結果を見てみます。

新型コロナウイルスの感染が拡大する前の3年間と、“コロナ禍”も含まれる、その後の3年間を比べてみると、最も増えたのがマッチングアプリやSNSといった『ネットを使った出会い』です。6%から13.6%と約2倍になっています。

出会いのカタチの変化について、街の人はどう感じているのでしょうか。

■20代医療従事者(未婚)
「僕は特に偏見はないですね。どこで出会おうが、どういう出会いでどういう結婚しようが、その人たちの自由だし。巡り会えたことは運命だと思うし、全然ありだと思います。」

■20代会社員(未婚)
「真剣に出会いとか探している人とかもいるので、そういうところを見極めれば問題はない。」

■40代団体職員(未婚)
「友人でマッチングアプリで結婚した人がいます。ただ、両親にどうやって出会ったと紹介しようかと。その頃はまだメジャーじゃなかったので、友達の紹介でとごまかしたと言っていました。」

■30代主婦
「マッチングアプリだと相手が見えないじゃないですか。写真とか貼っていてもそれが本当なのか分からないし、書いている紹介文も本心で書いてあるか分からないし。そこはちょっと不安な部分はありますよね。」

少子化対策の一環として、結婚を後押しする事業を行う福岡県でも、新型コロナウイルスの感染拡大後、オンラインでのトークイベントの開催など、新たな出会いの場を提供しています。こうしたイベントを紹介する県のメールマガジンの登録者数は、8月末時点で約1万人です。

■福岡県子育て支援課・武下紀夫係長
「“コロナ禍”ということで、出会いの機会が少なくなるという中で、結婚に関して前向きに考えられない状況ができた可能性はあると思います。そうした方々への結婚支援は、引き続き継続してやるべきことかなと思っています。」

引用元:https://www.fbs.co.jp/news/news96w4ehme51bvosag4g.html

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