選ぶのではなく“めぐり合う”、おせっかいに身を任せる15年目の婚活事情

ヤギとのふれあい、夕食懇、そして2次会へ

 有磯海SAのレストランでグループごとのアイスブレイクを終えた参加者たちは、マイクロバスに乗り込み、山あいにある「小菅沼・ヤギの杜」へと向かった。自然との共生や耕作放棄地の解消を目指し、地域住民が農業やヤギの飼育、自然体験イベントの開催に取り組んでいる場所だ。

ヤギのエサやりを通して交流する

 打ち解け具合はまだまだまばらだった。黙々と藍染絞り体験に取り組むグループには、松浦さんがさりげなくフォローに入る。女性のイスをさっとハンカチで拭いたり、ヤギのエサとなる柿を女性に渡したりする男性の姿も見られた。数頭のヤギが一斉に近づいてくると、笑いと驚きの入り混じった歓声が上がる。

 初日の日程の最後は、魚津市中心部のダイニングバーで夕食を取りながらの懇談会だった。半日をともに過ごし、アルコールが入り、にぎやかさを増してきた。

「いい感じ」。松浦さんがつぶやく

 20時半の中締めを迎えるころには、冗談も飛び交う打ち解けた雰囲気が漂っていた。松浦さんが声をかけた。

「あすは水族館に行きますので、今晩はハメを外しすぎないように」

 地元をよく知る男性たちが先導し、2次会へと繰り出していった。

半日をともに過ごし、夜には2次会へと繰り出した

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