大手銀行員名乗り、婚活アプリで知り合った女性に投資名目で詐欺容疑

警視庁下谷署

 婚活アプリで知り合った女性から現金250万円をだまし取ったとして、警視庁は、契約社員の男(57)=東京都台東区=を詐欺の疑いで逮捕し、16日発表した。「アプリを通じて付き合った女性は何人かいるが、どなたからも250万円を受け取ったことはない」と容疑を否認しているという。

 下谷署によると、男は昨年3~4月、アプリを通じて知り合った千葉県内の女性に対し、「表に出ない海外の銀行の情報が入ってくる」「劇的には増えないが少しくらいなら増やしてあげる」と架空の投資話を持ちかけ、女性から受け取った現金250万円を詐取した疑いがある。「将来一緒になりたい」などと言って女性を信じ込ませていたが、不審に思った女性から返金を求められ、音信不通になったという。

 同年11月に女性から相談を受けた下谷署が、身分証としてアプリ側に提出された男の運転免許証を調べたところ、男が女性に偽名を名乗っていたことが判明。アプリのプロフィルには大手銀行勤務と記入していたが、実際は別の会社の契約社員だったこともわかった。さらにアプリ上で「ない」とうたっていた離婚歴も実際は3回あったという。

 署は男の自宅からスマートフォン4台を押収。やりとりなどを調べたところ、他の女性に対しても同様に架空の投資話などを持ちかけて現金を詐取した可能性があるといい、経緯を詳しく調べている。(遠藤美波)

引用元:https://www.asahi.com/articles/ASQCJ4RDMQCJUTIL00F.html?iref=pc_ss_date_article

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