AIで出会いの機会広げる 県の婚活支援センター

新たに導入されたAIマッチングシステムの設問例(タメニー提供)

 県は20日、独身者の出会いから結婚までを支援する県の施設「OITAえんむす部 出会いサポートセンター」で、新たに人工知能(AI)を活用したマッチングシステムを導入した。価値観診断テストに答えることで、相性が合う相手との出会いのチャンスを広げる。(江口武志)

 同施設は2018年、大分市の「OASISひろば21」に開設された。登録会員(有料)同士で希望が合えば、施設職員同席で約40分間のお見合いを実施。双方が同意すれば交際につながる。11日現在で男女計約1500人が登録しており、138組が結婚した。

 従来はスマートフォンなどでお見合い相手を探す際、「年齢」「身長」など約10項目でしか検索できなかった。AIマッチングでは、事前に4、5択の設問112問に回答。AIが男女の回答を組み合わせて、相性の良い人を自動で週1回、月で最大4人紹介する。

 システムは結婚相談所を運営する「タメニー」(東京)が開発。従来は施設職員が行っていたお見合いの日程調整を会員同士でできるシステムや、複数の相手と並行して連絡を取ることができる仕組みも導入した。

 県によると、県内の21年の婚姻数は4118組で戦後最少を記録している。県こども未来課の内海奈穂子課長は「価値観の合う人となかなか出会えないという登録者の声を受けて、導入を決めた。婚姻数の増加や少子化の改善につなげたい」と話した。

引用元:https://www.yomiuri.co.jp/local/oita/news/20221220-OYTNT50107/

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