「私は“子どもおばさん”だったんだ」30歳女性の気づき。ロクな出会いがない人の共通点

「好きでもない人に勘違いさせちゃ悪いし」

結婚相談所で知り合った方々の2回目のデートはたいてい、お食事やお茶というプランなのです。お見合いの場で、相手の好きな食べ物、苦手なもの、出やすいエリア、仕事が終わる時間を確認しておけば次のデートの約束もスムーズ。
それに女性から積極的に質問していると、男性からも好印象なのです。

ところが、恵さんは「好きでもない人に、こっちからそこまでしないとだめですか?好きって勘違いさせちゃ悪いし」と言います。

「好きというほどでもない初対面の女性に、男性はお茶代を払っているのですよ。相手が『好きって勘違いさせちゃ悪いから割り勘』と言ったらどう思うの?
「それは嫌かも」
「ですよね。相手に興味を持って質問をするのは、好きだからやるというよりマナーに近いですよ。 会った男性を喜ばせるのが当たり前と思っている女性もいるし、いざ好きになれそうな男性に会えたとしても、比べられたら自然体で興味を持ってくれる女性が選ばれちゃう可能性が高いよ」
「そうなんですね」

さほどモテない現実に気付けない自称・普通女子

好奇心旺盛そうに仕上げたプロフィールのおかげもあり、会える男性は積極的な人が多くなりました。
それに加えて、恵さんも「やってくれるならやってあげる」という受け身な姿勢を改めてお見合いに挑み、自然と会ってみたいと思える人が増えたそうです。

今は無事に成婚退会している彼女に、婚活を振り返って一番大きく変化を感じたことを聞いてみました。

「初めは仕事と思って目の前の人に質問して、興味がある振りをしていました。でも相手を楽しませようって思って会話する方が、楽しく時間が過ごせました
婚活は、自分と向き合うのが辛かったです。菊乃さんに相談に行ったときには、『自分は普通だし、外見にも男性と会っている時の振る舞いにも問題ない』と思っていました。モテないわけですよね。

私の思っていた以上に、“普通”ってハイレベルなんだなといまは分かります。そんな女性なら20代で婚活なんかしないで結婚するし、私が普通と思っていた男性も、実際にはかなり人気があるタイプの男性でした。

私がズレていて、そんなにモテないのに不相応なものを求めていたことが、やっと腑に落ちました」

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