独身者400人 国内最大級の婚活イベント 今秋、愛知県が開催

 愛知県は今秋、独身者400人を集めた国内最大級の婚活イベントを開催する。コロナ禍で民間業者が開催する対面イベントが少なくなったことなどを受け、県が主催する形で結婚を希望する人たちの出会いの場を提供する。

 県は2011年度から、民間業者の婚活イベント情報などを提供するポータルサイトを運営してきたが、コロナ禍によるイベント減少に伴い、サイトの利用者数も減ったという。

 一方で、県が18年に実施した独身者に対する調査では約8割が「いずれ結婚するつもり」と答え、約4割が結婚したい相手にまだ巡り合っていないことを理由に独身でいると回答。こうした状況を受け、県自らが大規模イベントの開催に乗り出すことになった。

 イベントは10月に同県長久手市の「愛・地球博記念公園」で開催。県内在住、在学、在勤の20歳以上40歳未満の独身者が対象で、参加費は無料。婚活に役立つ会話やマナーなどを学べる動画を事前に視聴した上で、少人数のグループに分かれて園内を散策し、交流を深めてもらうという。イベント運営そのものは外部委託する。

 新年度当初予算案に関連費用977万円を盛り込んだ。県の担当者は「少子化への危機感は強く、結婚を前向きに考えてもらえるよう支援したい」と意気込む。

 自治体と連携した婚活イベントを数多く手がける日本婚活支援協会の後藤幸喜代表理事は「税金を使うのだから、ただ彼氏や彼女が欲しい人たちではなく、本気で結婚したいと考えている人たちが安心して参加できるような工夫も必要になる」と話している。【加藤沙波】

引用元:https://news.livedoor.com/article/detail/23726614/

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