婚活でモテまくるのに、いつも3ヶ月でフラれる女性。“本当の顔”を知って納得

 デートコーチ・婚活アドバイザーの田中亜依です。今回は、玲子さん(仮名、37歳)のエピソードをご紹介します。玲子さんとは2年ほど前のイベントで知り合い、彼女の婚活相談に乗るようになりました。

写真はイメージです。(以下同じ)

 玲子さんは、身長168cmでスタイルもよく、美人という言葉が似合う女性です。玲子さんにアプローチしてくる男性は絶えず、そこに大きな悩みは抱えていませんでした。しかし、いざ男性とお付き合いが始まっても、3ヶ月も経たないうちに終わってしまう関係を繰り返すことに悩んでいました。しかも別れを切り出すのは、いつも男性から。そのため、「またフラれました。なぜでしょう」という相談をよく受けていました。

アプローチを絶えなくさせる彼女のワザ

 まずは彼女がどんな風に男性と接しているのか観察するため、私が主催した婚活パーティーに参加してもらいました。そのパーティーでは行列ができ、複数の男性が彼女に猛アタックをし、楽しそうにお話をしていました。私は、そこで彼女が使っていたワザにすぐ気が付きました。それが「さ・し・す・せ・そ」です。ご存じの方も多いかもしれませんが、男性の自尊心をくすぐることができるモテワードの頭文字を取ったものです。

さ:「さすがです!」「最高です!」
し:「知らなかったです~」
す:「素敵です」「素晴らしいですね!」
せ:「センスがありますね~♪」
そ:「そうなんですね!」「その通りです!!」

 もし会話を広げることが難しいと悩んでいる方がいらっしゃいましたら、お試しください。玲子さんは、どんな男性に対しても嫌な顔もせずに笑顔で「え~すごいですね!」「わー本当に素敵です」と返事をしていました。その言葉に当然ウソっぽさは無く、男性も楽しそうにご自身の話をされていました。男性たちはきっと「玲子さんは、いい子だな~」と思ったことでしょう。アプローチが絶えないのも納得できました。

偶然目にしてしまった彼女の“本当の顔”

 どうして長続きしないのか、男性との会話の感じでは正直わかりませんでした。本人も原因に気づけていないので、カウンセリングをしても「これだ!」というような要因は見つかりませんでした。しかし、問題は思わぬところから発見できました。

 偶然にも玲子さんと私は、自宅の最寄り駅が同じでしたが、玲子さんは自宅までバスを乗り継いでいました。その日、玲子さんは最終のバスを逃してしまい、慌てた様子で駅のホームで電話をしていました。私は挨拶しようと思い、少しだけ距離をとって電話が終わるのを待っていました。

ってかさーバス逃したわー。迎えにきて。うん、じゃあね

 と、仁王立ちで、ドスの利いた声で電話を切った玲子さん。

 あまりにもパーティーの時と様子が違うので可笑しくなってしまい、「玲子さん! 全然いつもと違うじゃないですか(笑)」と大笑いしながら声をかけました。急に声をかけられたことにびっくりされていましたが、「今のがいつもの感じで…」と気まずい顔をしていました。

 ようやく彼女が、なぜ長く続かないのか理解できました。普段の彼女と第一印象の彼女の性格に、ギャップがあり過ぎるからだったのでしょう。

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