カリスマ結婚アドバイザーが「婚活中は女子会禁止」東村アキコも納得するその理由

業界異例の年間成婚率80%を誇るカリスマ婚活アドバイザー植草美幸さんと、恋愛・婚活のリアルを描いたら当代随一の漫画家・東村アキコさん。初対面から意気投合した対談。第1回は婚活が長くうまくいかない理由を「婚活逆走」に陥った例を中心に、第2回はデートが続かない40代の女性に多く見られる「42歳病」のことをお伝えした。

そんな本音対談第3回。なかなか出会いがない、理想の相手が見つからない、と嘆く婚活女子たちに2人から、そもそもなぜ結婚したほうがいいのかの進言から始まった。そして婚活期間中にお2人とも「絶対禁止」ということは……。

成婚率80%で「カリスマ婚活アドバイザー」との呼び声高い植草美幸さん(写真右)と、『東京タラレバ娘』初めて大ヒット作を多く生み出してきた漫画家の東村アキコさん(同左)

植草美幸
結婚相談所マリーミー代表。恋愛・婚活アドバイザー。ラジオやWEBメディアも含めて1年に約2000の恋愛・結婚相談の件数を有し、自身が代表を務める相談所では、年間成婚率80%を達成するなど業界異例の結果を出している。「ザ・ノンフィクション」(フジテレビ)、「シューイチ」(日本テレビ)、「ワールド極限ミステリー」(TBS)など多数のテレビにも出演し、歯に衣を着せぬ婚活アドバイスで人気を集める。著書に『ワガママな女におなりなさい 「婚活の壁」に効く秘密のアドバイス』(講談社)など。自身の人気ラジオ番組&YouTubeチャンネル『植草美幸の結婚相談所マリーミー』でも婚活相談を受け付けている。

東村アキコ
漫画家。宮崎県生まれ。1999年『フルーツこうもり』でデビュー。アラサー女子3人組の恋愛・婚活の行方を描いた『東京タラレバ娘』は反響を呼びドラマ化もされた。他、『ママはテンパリスト』、『海月姫』(第34回講談社漫画賞少女部門受賞)、『かくかくしかじか』(第8回マンガ大賞、第19回文化庁メディア芸術祭マンガ部門大賞)などヒット作多数。日韓同時週刊連載された『私のことを憶えていますか』は、韓国でドラマ化が決定している。最新作『銀太郎さん、お頼み申す』を「ココハナ」(集英社)にて連載中。Podcast&YouTubeチャンネル『東村アキコと虹組キララの身も蓋もナイト』での悩み相談も人気を博している。

「永遠の愛」より「四季の行事」!

東村 私、なんで結婚したほうがいいと思ってるかっていうと、すごい古風なんですけどじつは、四季の行事っていうのが、生きていくうえで大事だと思ってるからなんです、この国に生まれたからには。大みそかとか、お正月とか、お花見とか、夏祭りとか。それが“生きる”ってことでしょ、って私は思ってるんです。四季の移り変わりとか、伝統的な行事とか、お雑煮食べたりお節食べたりとかを毎年毎年、変わらず迎えられることくらいしか、幸せや喜びって得られなくないですか?

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植草 たしかにそこは重要ですよね。

東村 もちろんアイドルのコンサートに行って「ワーッ!」って歓声あげるのも、ストレス発散にはなるけど、一期一会っていうか、毎年じゃないし。でもやっぱりお正月は毎年巡ってきて「ああ、今年も無事に迎えられた」っていう幸せや喜びを分かち合える。それは、結婚してなくて独身だと得難いのじゃないかなと。

植草 独身だと、そういうのをないがしろにしちゃう人が多いでしょうね。

東村 そうなんですよ。若いときはグアム行ったりハワイ行ったりでいいんですけど、歳を取るにつれて、ファミリーを持ってそういう四季の行事に浸れる環境に身を置いたほうが、人生は豊かになる、と私は思っているんです。そういうのに興味がないし、海外移住するし、という人も、海外でも年間を通して行事はある。どの国でも。

植草 四季の行事を今年も来年も一緒に、と思えるのは、家族を持ってるからこそ、ですよねえ。ただの彼氏だとちょっと違う。

東村 そう、それは仕事の生きがいとはまったく別のものなんです。仕事っていうのは個人のものであって、家族どうこうじゃないこの私が、この世界で評価されてのし上がる気持ちよさ。それはありますよ。でもそれとはまったく別ゾーンの喜びを得られるのが結婚。だから「すごいラブラブの人見つけて永遠の愛を誓って」とか「めっちゃ好きな人見つけて、ずっと手をつないでるおじいちゃんとおばあちゃんになってほしい」とか、みじんも思ってない! とにかく行事!! 行事を一緒にやってくれるパートナーであればいい!! これが大事。

植草 四季の行事に一人ぼっちだと寂しいけど、パートナーがいれば寂しくないからね。

東村 うちのアシスタントの男の子たちね、みんな独身で、実家帰っても「あんたいつまで漫画家の卵やってるんだ」って言われて行き場がないから、お正月にうちで集まってお節とお雑煮食べさせると、お雑煮のお椀持った瞬間「ふわあああ〜〜〜」って崩れる。「子どものときこんなの食べてた」「そろそろ結婚したいです」って言うんですよね。

植草 わかるわかる!

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