お見合いで「顔が分からないからマスク外して」は失礼?婚活ならではのマスク問題

 5月8日より、新型コロナウイルスの感染症法上の位置づけが、季節性インフルエンザなどと同じ「5類」に移行します。コロナの影響で定着したマスク文化ですが、3月13日からマスク着用は任意になっており、徐々に以前のような生活に戻ろうとしています

 マスク着用が一般化した約3年間、様々なシーンに変化を与えましたが、特に婚活中の人には大きな影響をもたらしたのではないでしょうか。

マスクの着脱が原因で、交際がダメになることも。※写真はイメージです(以下同じ)

 結婚相談所「パートナーエージェント」を運営するタメニー株式会社は今年、同相談所のスタッフ70人を対象に実施した「脱マスク」に関するアンケート調査結果(*)を発表。その結果を見てみると、婚活中のマスクの着用における考え方(複数回答)については、スタッフの約7割が「マスクが原因で、交際がダメになってしまうことはある」と回答しました。

 実際に、マスクが原因で関係に亀裂が入った事例も紹介されています。以下はマスクの着脱において、パートナーエージェントで起こった話です。

マスクが汚れていたから交際をお断りした

● お見合いで個性的なマスク(迷彩柄等)の着用をしていたため、価値観・趣味でお相手様から、お断りが入ってしまった。

● お見合いのNO理由で『男性のマスクが汚れていた』というのがあった。

 マスクが汚れていたり柄が個性的すぎたりすると、悪い印象を与えるケースは多いようです。もはやマスクは服と同じ位置づけになっているため、特に気になる相手と会う際は、清潔かつ無難なものが好ましいのかもしれません。

マスクなしで喋っていたら交際中止に

● 元々地声が小さい方で、マスクをされているため、にぎわう場所で声が聞きとれず、何度も聞き直すことにお互い疲れてしまい交際中止になってしまった。

● 交際を開始し、初めての食事の際に、食事が終わっても男性がマスクをせずに喋っていたので交際中止となった

 マスクをつけていると声が小さくなり、お店によってはアクリル板がセットされているため、より一層会話が難しくなりました。とはいえ、大きい声を出すと「飛沫を飛ばすなよ」と思われるリスクも少なくなく、どう振る舞って良いかわかりません。とはいえ、最初からマスクを外したら外したで“非常識”の烙印を押されることもしばしば。コミュニケーションがもともと得意ではない人は、コロナ禍ではより一層婚活に苦戦したのではないでしょうか。

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