「まさか特殊詐欺犯だったなんて」婚活中の男性が絶句。200万貢いだ花嫁候補の「ヤバすぎる素顔」

一方、美香が行動を開始したのも、陽が沈んでからであった。
美香は、最寄り駅から電車に乗り、JR五反田駅で降りた。列車内で座る美香の姿は、依頼者から見せられた写真の中の彼女とは別人のようであった。 依頼者の隣で映っていた、活き活きとした表情から想像もつかないほど、列車内の美香の表情は荒んでいた。 

美香は、五反田駅で下車すると、駅からすぐの雑居ビルの3階へと入っていった。
美香の入った古い雑居ビルは7階建てで、4〜6階に個室でDVD鑑賞ができるレンタルスペースがあり、その他の階の看板は空白になっていた。 1階の元飲食店であった店舗のショーウィンドウの内側には黒いシートが全面貼られ、中が見えなくなっている。 また、その入り口には「関係者以外立ち入り禁止」の張り紙がされていた。 

彼女が入っていった鉄の扉の中には、脱ぎ散らかされた女性ものの靴が沢山あったという。

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