出会いは仮想空間→対面でデート 縁結びのまちが仕掛ける新たな婚活

仮想空間「メタバース」上でアバター同士が出会うイメージ。カップルになれば、実際に対面してデートを楽しむ=一般社団法人メタバース婚活協会提供

 縁結びで有名な出雲大社がある島根県出雲市は今夏、インターネット上の仮想空間「メタバース」と、市内で顔を合わす「リアル」を組み合わせた婚活イベントを開く。市は、市内でのデートを楽しんでまちの魅力を知ってもらい、将来的な移住・定住につなげたい考えだ。

 市によると、参加者は7月15日にメタバース上で、自作したそれぞれの「アバター(分身)」による自己PRや1対1での会話などを行う。カップルになれば、同30日にアバター同士でデート。さらに8月5、6日には、出雲大社周辺など市内で実際に顔を合わせてパーティーやデートを楽しむ。

 メタバース上でカップルになれなかった人たちにも8月に出雲に足を運んでもらい、市がカップル成立を後押しする。最初から最後まで仲人役のスタッフが付き添い、マッチングなどをサポートする。

 市が、仮想空間での婚活イベントを手がけた実績がある一般社団法人「メタバース婚活協会」(東京)に開催を打診し、協力を取り付けた。市縁結び定住課の岡敬一郎係長は「最後の最後まで万全の態勢でサポートさせていただく。この機会に出雲を堪能してもらい、市内に住みたいと思う人が増えてくれれば」。

 対象は全日程に参加できる独身の男女で、定員は各12人。居住地や年齢は問わない。申し込みが定員を超えた場合は抽選となる。その際は、男性は出雲市在住・在勤者を、女性は市外在住者(出雲市への移住に興味がある人)を優先する。

 参加費は男女とも8千円(デート時の食事代などは参加者が負担)。県外在住の女性に限り、8月5日の宿泊費や大阪―出雲間(往復)のバス代を市が負担する。参加申し込みは同協会のホームページ(https://www.reservestock.jp/events/823582別ウインドウで開きます)へ。締め切りは6月20日。問い合わせは同協会(03・6427・4088)へ。(野田佑介)

引用元:https://www.asahi.com/articles/ASR6H6DFRR69PTIB00H.html

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