結婚したい女性が「男性に言ってはいけない言葉」。アピールのつもりでも逆効果に

こんにちは。恋愛・婚活コンサルタントの菊乃です。個別婚活相談や結婚相談所のセミナー講師をしながら、これまで1000人以上の「出会いがない男女」の相談に乗ってきました。

かつて髪はボサボサで化粧もしない「完全なる非モテ」だった筆者。「人は変われる」を自ら実践し、多くの方々の“もったいない”をご指摘してきた経験から、誰も言ってくれない「恋愛に役立つリアルな情報」をお伝えします。
◆マッチングアプリの「初心者アピール」は要らない

恵さん(仮名・29歳)は数年交際していた彼氏と、結婚観の違いから別れることにしました。そこから1年半、恋人はいません。元カレが職場の繋がりだったため、別れたことが周囲に広まり気まずい思いをしている彼女。今度は共通の知り合いがいないような場で結婚前提の彼氏を作ろうと、マッチングアプリのPairs(ペアーズ)に登録しました。

「いいね」は来るけれど、薄いメッセージのやり取りをしながらデートの約束をするのは疲れます。会ってみた男性との会話も盛り上がらず、もう一度会ってみたいと思える人も現れません。

マッチングアプリで結婚している人もいるのに、自分は何がいけないのだろうと悩み、私のところへ相談に来ました。

◆会う気がなさそうな女性は避けられる

さっそく恵さんのプロフィールを確認させてもらうと、「Pairs初心者」というコミュニティに入っていました。入ること自体は問題ではないと思うのですが、初心者という共通点で盛り上がることなんてあまりなさそう。

さらに自己紹介文の中にも「マッチングアプリは初心者です。まだ使い方がよくわかっておりませんが」という言葉が入っているのが気になりました。

「あえて『アプリ初心者』って書かない方がいいですよ。慣れていないことを言い訳にしそうな印象になるし、積極的な姿勢も見えないので、こういうのは削除しましょう」
「そうなんですか。初心者だからそう書いただけなんですけど」
「それは分かるんですよ。でもマッチングアプリって、女性は無料ですが男性は有料なんです。男性は何百人もの女性に『いいね』を送っている可能性もあって、マッチングしても会う気がなさそうに見えるプロフィールだと、他の女性を優先されやすいんですよ」
「わかりました。プロフィールは直します」

◆アプリのプロフィールに書いてはいけないこと

これは恵さんに限った話ではありません。本気で出会いたいと思っているなら、「登録したばかりです」「試しに登録しました。メッセージ返信遅くなるかも」「友達に言われて登録しました」のような一文は、掲載しない方がいいでしょう。

「これ書いてても会えましたよ」「友達の自己紹介文もこんな感じでしたけど」と言われることも多いのですが、出会える可能性をわざわざ下げてまで、どうしても書きたい文言でしょうか。

ここ数年でマッチングアプリは芸能人やインフルエンサーにも使われるようになり、華やかなライバルも多いのです。そして忘れてはいけないのが、一般的なマッチングアプリユーザーはアプリの中で彼氏も結婚もできず、アプリ婚を果たすのはユーザーのごく一握り、という事実です。

◆勝負の場を婚活パーティーに変えてみた結果

その後プロフィールを変更した恵さんですが、いいねが500以上も増えて、逆に選ぶことに疲れてしまいます。結婚相談所もおすすめしたのですが、「モテない人しかいなさそう」「高いし」という反応でした。そこで、今度は婚活パーティーに参加することにしたのです。新型コロナの流行以来マッチングアプリに押され気味だった婚活パーティーですが、今はマッチングアプリに疲れた人が、「会う」ことから始まる婚活パーティーに乗り換えるケースも増えてきています。

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