オタクが婚活すると「すぐ結婚できる」3つの理由。恋愛経験の少なさは“むしろメリット”

写真はイメージです

 オタク層向けに特化した結婚相談サービス「とら婚」(@ToraCon_Akiba)は今年3月中旬、これまでに成婚した1000人とIBJ(日本結婚相談所連盟)が公表している「成婚白書~2021年度版~」のデータと比較した調査結果を発表した。その結果、IBJ(男性467日、女性378日)よりもとら婚(男性369日、女性285日)のほうが、成婚までの在籍日数(婚活の活動期間)の平均が男女ともおおよそ3ヶ月程度も早いことが明らかになった。

 詳細なサービス内容も異なるだろうから言い切ることは難しいが、“オタク同士のほうが婚活が上手くいきやすい”という可能性が伺える。そこで「とら婚株式会社」のアドバイザー沖あずさ氏に、オタクだからこそ婚活が上手くいきやすい要因を聞いた。

余計な見栄やプライドがなく、“高望み”も少ない

 まず、オタクの成婚が早い理由として「とら婚の特色になると思いますが」としつつ、「“相手もオタク趣味についてある程度の理解がある”という共通認識が安心感を生み、会ってから仮交際に移行する心理的なハードルが低いことが挙げられます。また、最初からお互いの趣味趣向を話題にでき、お見合いが盛り上がりやすいことも大きいではないでしょうか」と分析。

「他にも、オタクと自認できており、プライドや見栄を持つことなく、自分自身を客観的にとらえることに長けている人が多いです。婚活において“高望み”は足かせになりやすいですが、そのリスクはオタクの方には低いように思います。

 実際、相手にスペック的な高望みをすることはなく、“趣味に対する理解”を軸に希望する条件を定めるため、婚活を効率的に進められる傾向が高いのではないでしょうか。加えて、『自分の趣味を理解して会ってくれる人を大切にしたい』という謙虚なマインドを持っており、比較的早く素敵な相手を見つけるケースが多いです」

恋愛経験が少ないことは、婚活の追い風にもなる

“オタク=恋愛経験が少ない”というイメージがあるが、恋愛してこなかった人の場合はそのことがどう婚活に影響しているのか聞くと、「内閣府男女共同参画局『令和4年版 男女共同参画白書』によると20代の女性の約5割、男性の約7割が『配偶者、恋人はいない(未婚)』と回答しており、近年はオタクに限らず交際経験が少ない人が増加しているようです」と話す。

 続けて、「恋愛経験が少ない人の成功の一因として、“相手を大切にできる”というが挙げられます。加えて、アドバイスを素直に聞いてもらえる傾向も強く、最初につまずくことはあっても成婚しやすいです」と語った。

 交際経験が多いとつい元カレ元カノと比較してしまい、婚活がうまくいかないケースもあるのではないだろうか。その点、恋愛経験が少ない人は、むしろ過去の恋人と比較することなく、大切にしたいと思えるのだろう。また、恋愛の経験則がないからこそ、他者の意見にしっかり耳を傾け、軌道修正を行えることも要因なのかもしれない。

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