【婚活】結婚相手選び「現代は年収に重きを置かない方がいい」理由5つ

お盆休み、久しぶりの友人や家族に会い、婚活を意識しだしたという方もいるでしょう。

女性の場合、昔から結婚相手選びの条件として「経済力」を挙げる方が多い傾向にあります。

しかしバブルが崩壊し、「失われた30年」といわれるなか「人生100時代」となる現代において、結婚相手選びでは男性の年収よりも重視すべきことがあるでしょう。

現代の結婚相手選びで年収に重きを置きすぎないほうがいい理由をご紹介します。

※編集部注:外部配信先では図表などの画像を全部閲覧できない場合があります。その際はLIMO内でご確認ください。

【婚活】年収水準が現実的ではないケースも?

女性が結婚相手選びで求める年収水準として、一般的には年収400~600万円程が話題に挙がります。

しかし、国税庁の資料による、年齢別の平均年収は以下の通り。

【図表1】

男性の平均年収

• 20~24歳:287万円
• 25~29歳:404万円
• 30~34歳:472万円
• 35~39歳:533万円

20歳代後半の男性の平均年収で404万円、30歳代男性で472万円です。

上記は平均であり、平均は一部の富裕層に影響を受けやすいという傾向があります。実際には年収300円台のかたも多いでしょう。

また年収は年齢、職種、業種、会社規模などによってもさまざまです。日本で30年間平均年収が400万円台で変わらないという現実もあります。

リアルな現代日本の年収をデータで確認することも大切かもしれません。


【婚活】「年収」は一時的な結果。重要なのは過程と今後のキャリアプラン

いまの年収はその人がそれまで培ってきたものの、現段階での結果といえます。

その年収になるまでにどのような経験や努力を重ね、どう考えて行動してきたかという一つの結果なので大切ではあるでしょう。

一方で、現在の年収がそのまま続くわけではありません。

一般的に年齢とともに年収は上がる傾向にあるものの、年齢を重ねても年収が上がらない、もしくは下がってしまう場合もあり、現在の年収だけで判断してしまうのは早計といえるかもしれません。

コロナ禍を経て実感した方もいると思いますが、年収は社会情勢など、また本人の仕事への姿勢や適性、キャリアプラン等によって常に変化するものです。

年収といった数字だけでなく、「仕事に対しての考え方や姿勢」「自己管理能力」「キャリアプラン」などといったほうが、長い目で見ればより重要と言えるかもしれません。

【婚活】資産は貯蓄で決まる

お金は「いくら稼ぐか」を重視する方が多いですが、「どう使うか・貯めるか」が重要です。

出所:野村総合研究所「日本の富裕層は149万世帯、その純金融資産総額は364兆と推計」

野村総合研究所「日本の富裕層は149万世帯、その純金融資産総額は364兆と推計」では、富裕層の世帯数や資産額を公表していますが、その定義は世帯が保有する金融資産(預貯金・株式・債券・投資信託・保険など)の合計額からローンなどの負債を差し引いた「純金融資産保有額」です。

ちなみに【図表2】をみてわかる通り、資産1億円以上の富裕層は全体の約2%と少なくなっています。

女性が年収を気にする背景には、育児などで自身が働き方をセーブすることの不安などがあると思いますが、お金はどのように使うか、貯蓄習慣はついているか、資産形成に対する考え方はどうか…などで大きく変わります。

また、金銭感覚の違いは喧嘩の原因になるとも言われています。

長い目で見れば、年収だけでなくお金の使い方や貯蓄習慣も重視すべきでしょう。

【婚活】リストラ、病気、離婚…いつ何があるかわからない

誰にも言えることですが、リストラや病気、離婚といった万が一のことが起こる可能性はあります。

夫婦どちらかに万が一のことがあった場合、また離別・死別となった場合には、自分ひとりの力で生活していかなければなりません。

人生100年時代の現代のおいて、特に男性よりも平均寿命が約6年長い女性は、結婚してもいつか1人になったり、ひとりの老後が長くなる可能性もあります。

結婚相手の収入に頼るだけでなく、自身の収入やキャリアを築くこと、また老後は自分の年金や貯蓄で生活できるかを真剣に考えることがより大切になるでしょう。

【婚活】長く働く時代になる

いまは60歳代で働くかたも多く、少子高齢化の日本においては、将来年金の受給開始年齢が伸びる、年金受給額が下がるなどが考えられます。

一方で平均年収はなかなか上がらず、社会保険料の負担は増える中で、まとまった貯蓄を用意するのも簡単ではありません。

共働き世帯数は増えていますが、女性が育児中も働くだけでなく、老後も長く働き続ける時代になると考えられるでしょう。男性の収入に頼るだけでなく、「自分は長く続けられる仕事」を見つけることが大切になります。

自分が長く働き続けられる仕事を見つけ、キャリアを築いていくには、パートナーの協力も必要でしょう。協力し合えるパートナーであることは、年収以上に大切と言えそうです。

また、老後に受け取る公的年金ですが、会社員や公務員などが受給する厚生年金の平均月額はご存知でしょうか。

【図表3】

男性の平均額は月約16万円台ですが、女性は月約10万円台です。

女性の方が約6万円低いのは女性の方が賃金が低い、育児などで働き方をセーブしているなどの理由が考えられますが、女性は老後の年金額も少ない傾向にはあります。

遺族年金がもらえる場合もありますが、自分ひとりの年金だけでは老後の生活費が厳しかったり、年金が少ないから長く働き続ける必要が出てくる場合もあります。

いまだけでなく、長い目で見ても仕事については考えたいところです。

数字だけでは見えない部分の見える化を

年収はわかりやすい分、重視してしまうかもしれませんが、数字でははかれない部分が結婚生活を維持する上では重要です。

価値観やお金への考え方、協力し合えるか、話し合いができるかなど、数字以外の大切な部分もご自身で書き出して検討されてはいかがでしょうか。

引用元:https://nordot.app/1065031160945492257?c=768367547562557440

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