育ちが悪く見える、外食のNGマナー10。気楽な店でこそ品性がにじみ出る

 食事のマナーに自信はありますか?

 デートでフォーマルな店に行った時だけでなく、居酒屋での飲み会でも、ファミレスでも、品のあるふるまいをしたいものです。

「カジュアルなお店では、ついつい所作やマナーなど、気が緩みがちになってしまうもの。でも、こういった場面でこそ品や『育ち』がにじみ出るのです」と言うのは、マナースクール代表の諏内(すない)えみさんです。

諏内えみさん

「例えば、ファストフード店でカウンターで受け取った飲み物をテーブルに置く際、簡易なカップであってもスッと両方の手が添えられる。帰り際にはテーブルに残ったちょっとした水滴などにも気づき、ペーパーでひと拭きしてから席を立つ。丁寧に分別をして所定の場所に捨てる。

 そんな何気ない、さりげないふるまいだからこそ素のあなたが垣間見られ、好感度がグンと上がったり、逆にガクンと下がったりするものなのです」(諏内さん)

 ベストセラー『「育ちがいい人」だけが知っていること』で知られる諏内さんは、婚活女性向けの講座や、映画・ドラマで女優のエレガント所作指導をするなど活躍中。今回は、著書『一流女性のあたりまえ』から、わりとカジュアルな店でもやりがちなNGマナーを教えてもらいました(以下、諏内さんの寄稿)。

画像はイメージです(以下同)

NG1.席に案内される時、男性に「お先にどうぞ」

「ではお席へご案内いたします」とお店の方が誘導してくださったら、躊躇することなく彼より先を歩いてください。男性に「あ、どうぞお先に」などと譲るということは、特に、レディファーストを重視する洋食レストランの場面ではまったく不要です。エスコートされることに慣れていない女性と思われ、逆に彼に恥をかかせてしまうかもしれませんよ。

NG2.お座敷に背を向けて靴を脱ぐ

 和食店では靴を脱いで和室に通される場面も少なくありませんね。あなたは玄関やお部屋の出入り口で、文句のつけどころがないよう美しく、何より正しく上がることができますか?

 クルッと方向転換し、後ろ向きになって、お部屋に背を向けた状態で靴を脱ぎ、その後ろ向きのまま上がる……この動作を“あたりまえ”になさっていた女性は猛反省です! このようなマナー違反で粗雑な所作は、あなたの品性を著しく下げます。

 きちんと正面を向いて靴を脱いで上がり、いったんかがんで靴の向きを変え、隅に揃える、です。わかってはいる? でもなさっていない? そのような方々にも改めて確認していただきたかったのです。ぜひ日常化してくださいね。

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