婚活「確実に成功する女性」「迷子になる女性」の差

例えば恋愛弱者女性は、さまざまな男性と出会って行く中で、「容姿」や「収入」だけで結婚相手を決めていいのだろうか、という疑問から「一目惚れできる運命的な出会い」を求めて、新たな出会いを模索する恋愛弱者特有のこじらせ方=「婚活迷子」にはまり込む可能性が生じます。

彼女たちは恋愛経験そのものが少ないため、どうやれば「自分が目の前の男性を好きになる」のかよくわからず、最終的に「好きかどうかわからないこの男性と、経済的条件だけで結婚していいのか?」と罪悪感を抱いてしまうのです。

恋愛強者女性にも「こじらせ」は生じる

他方でこの恋愛感情を巡る「こじらせ」は、違う形で恋愛強者女性にも生じます。彼女たちの場合、自分の対人魅力やコミュニケーション能力に自信があるからこそ、婚活市場でよりよい条件(対人魅力と経済的条件の双方)を有する男性を求めて「高望み」や「選り好み」を繰り返す「完璧なパートナーの追求」にのめり込んでしまったり(一般的に批判対象となっている「選り好み」がここに該当します)、経済的条件や対人魅力だけで男性を選ぶことに嫌悪感を感じてしまい、いい条件の男性と出会っても「婚活市場から撤退」を決断してしまう事がありうるわけです。

このように恋愛資本を補助線に、女性のこじらせ方を経済的条件と恋愛感情から考察した場合、婚活ですんなり結婚できてしまう婚活女性は、経済的条件を満たしている男性と半ば自動的に結婚を決断する「結婚=就活」と捉える恋愛弱者女性か、運よく理想のパートナーと出会って、きっちり射止めた恋愛強者女性は二者に集約されていくと考えられます。

前者は恋愛自体を諦め、後者は恋愛資本=対人魅力とコミュニケーション能力を武器にしているという違いはありますが、どちらも「結婚していい相手の経済的条件を明確化」している点では一致しています。

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