合コン、街コンは性に合わず…自然な出会いがないなら一生独身でいたいと考えるのは間違っていますか?

自分のライフスタイルを確立し、「残せるもの」を考えてみよう

人生を肯定的に受け止め、将来「自分の人生はこれでよかったのか」などと後悔する瞬間を減らすには、以下の二つの方法があるように思います。

一つは、自分らしいライフスタイルを確立すること。ひとり暮らしの場合、「人に煩わされない、自分だけの時間」を比較的たくさん持つことができます。そのことを常にポジティブに受け止められるならば問題はないのですが、そういうときばかりではないですよね。良い精神状態のときは満喫できても、元気がないときはネガティブな考えにはまり込んでしまうこともあるでしょう。

そうならないためには、仕事とは別に没頭できる趣味や対象を持ち、時間を持て余すような状況をできるだけ作らないことがポイントになるかと思います。「気持ちが落ち込んだときにはこうしよう」という自分なりの解消手段を探しておくのもおすすめです。

もう一つは、「価値を残す」という目線を持ってみること。自分の子どもやパートナーがいない場合、自分の手で育てたと思えるもの(会社や団体、作品など)がある人は別として、人生の残り時間が減るにつれて、「人生で何もできていない、何も果たせなかった」といった思いにさいなまれる瞬間が出てくるかもしれません。

そうしたときに、「それでも、周りの人や後の世代のために、何らかの役に立つことはできた、渡せたバトンがあった」という思いを持つことができれば、小さくとも自分の人生に対する満足感や手応えにつながることが期待できます。後進の育成、地域への貢献、家族や親戚のためになることなど、「何かしら与えることができた」と思えるような生き方を目指してみるのは一つの方法かと思います。

多様な生き方が認められるようになった今の時代ですが、「自分だけの正しさを見つけて、迷うことなく、それを信じて生きていく」のは、ある種のタフさが必要ですよね。誰かや世間に「こういう生き方が正しい」と明示してもらったほうが精神的に楽だ、という人もいるかもしれません。今回のお悩みも、自由だからこそ生じる迷いや不安だと言える気がしました。

もしもトピ主さんが「周りに促されてでも結婚したほうがよかった、といずれ思うかもしれない」と今の時点で少しでも思うならば、向いていないと感じても婚活を続けたほうが、最終的に満足いく人生になりやすいかもしれません。しかし、自分の生き方を自分で決断できる自由に価値を感じられているならば、結果的にどういう人生になったとしても「自分の生きてきた日々を受け止めよう」というポジティブな境地に至れるように思います。

その後の投稿によれば、婚活はせず、友人など身近な人とのつながりを大切に育んでいこう、と決めた様子のトピ主さん。「その瞬間瞬間を大切に生きることで、満足のいく人生にしていこう」という前向きな決意をされたのかなと思いました。応援しています。(フリーライター 外山ゆひら)

引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/d20616a016e25eb7aad57ea891ba729360b26a63

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