【婚活者の本音】男性「結婚するには年収400万円必要」女性「理想年収より大幅に低いと結婚対象外」

写真:LIMO [リーモ]

結婚は他人同士の2人が家庭を築くもの。

結婚すれば生活費だけでなく、家を買えば住宅ローンが、子どもが生まれれば養育費や教育費がかかり、さらに老後不安の高まる現代では老後資金などの準備が必要など、何かとお金がかかります。

だからこそ婚活時に気になる一つとして「お金」があるのでしょう。

特に結婚時に重要視されやすいお金の一つが「年収」であり、年収帯によっては結婚を前向きに考えられないほどその影響は大きいものです。

今回は婚活情報サイト『オミカレ』を運営する株式会社オミカレが、全国の婚活者(1752人)を対象におこなった「結婚とお金」より、現代の婚活者のお金にまつわる本音をみていきましょう(2023年10月12日)。

※編集部注:外部配信先では図表などの画像を全部閲覧できない場合があります。その際はLIMO内でご確認ください。

「結婚するには年収400万円台は最低必要」男性で最多に

さっそく株式会社オミカレの「結婚とお金」調査より、結婚にあたり自分の年収は最低どれくらい必要だと思うのかのアンケート結果をグラフでみましょう。

グラフをみると、男性のボリュームゾーンは「400万~500万円台」。

女性のボリュームゾーンは「200万~300万円台」で、ほかに「いくらでもよい」も一定数見られました。

バブル期には結婚相手の条件に「3高(高学歴・高身長・高収入)」が挙げられましたが、結婚する際には男性の方が女性よりも自身の年収を気にしているようすがわかります。

婚活「年収400~500万円台の男性希望」の女性が多くを占める結果に

同調査より、相手に対する希望年収をみてみましょう。

男性は女性に対して「年収200万円台」と「いくらでもよい」が同程度で多く、次に「年収300万円台」でした。

共働きの現代であっても、男性はそこまで女性の年収を多く望んでいないようすがわかります。

一方で女性は「年収400万円台」「年収500万円台」をのぞむ方が多く目立ちます。

同調査より、結婚を考えた時の自身とお相手の収入差について、男性は「全く気にならない」が約6割ですが、女性は「自分より高収入の相手がいい」で87.7%となっています。

また相手の収入が理想より大幅に低くても、人柄や外見など他の部分で結婚対象になるかという質問に対し、男性は約9割が「なる」な一方で、女性は「ならない」のほうが54.6%と半数以上です。

時代は変わったとはいえ、まだまだ育児や介護などで一時的に働き方をセーブする可能性が高い女性。

一旦離職すれば、ブランクがあり、また子育て中の再就職はなかなか厳しいという現実もあります。

こういった現実を踏まえて、女性の方がシビアに年収をみていると考えられるでしょう。

日本の平均年収は458万円。年代別はいくらか

では、実際に日本の平均的な年収をみてみましょう。

国税庁「令和4年分 民間給与実態統計調査」によると、1年を通じて勤務した給与所得者数は 5078万人で、日本の平均年収は458万円です。

そのうち、正社員の平均年収は以下の通りでした。

●正社員(正職員)523 万円
 ・男性 584万円
 ・女性 407万円
ただし年収は年代や業種に職種、企業規模、役職などによっても違うもの。同資料より年代別の平均年収を確認しましょう。

グラフをみると、男性は年代が上がるごとに平均年収が上がるのがわかります。

●【男性・年代別】平均年収
 ・20歳代後半:420万円
 ・30歳代前半:485万円
 ・30歳代後半:549万円
 ・40歳代前半:602万円
 ・40歳代後半:643万円
 ・50歳代前半:684万円
 ・50歳代後半:702万円
上記は未婚・既婚を含みますが、平均的な年収は20歳代後半から400万円以上となっています。ただしより実態に近い中央値はこれより低い可能性もあります。

また、女性は20歳代後半の349万円が最も高く、その後は50歳代後半まで300万円台前半で推移しています。

この結果をみても、現状では女性が結婚後に育児をしながら働き続けるのはまだ難しいことがわかるでしょう。

婚活の年収まとめ

今回は婚活者の考えや年収をみてきましたが、価値観は個々人により異なるもの。大切なのは自分の心の声に耳を傾け、また相手の考えを聞くことでしょう。

また、特に女性の働き方や育児をとりまく環境は徐々に変化しており、年収を気にする傾向は変化する可能性もあります。

これを機にご自身の婚活に対するお金の価値観についてみつめ直してみてはいかがでしょうか。

参考資料

 ・PRTIMES「【結婚とお金】物価上昇で婚活男女に危機? 「男性の年収は●●万円以上欲しい(52%)」(オミカレ婚活実態)」
 ・国税庁「令和4年分 民間給与実態統計調査」

引用元:https://finance.yahoo.co.jp/news/detail/09f1d3d48a31be6138aea32a02bd90c78694c63b

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です