「顔が同じ」5人なら婚活でモテるのは? 結婚相談所が目からウロコの回答!【五等分の花嫁】

四葉と五月の場合 大切なのは「分かり合う時間」?

五つ子の末っ子、五月が表紙に描かれる、マンガ『五等分の花嫁』11巻(講談社)

――四葉はスポーツが得意な明るい女の子です。でも、過去のことに罪悪感を持っているため、自分のことより他の姉妹を優先し、自分を後回しにしがちなところがあります。

横山 この方の場合も次女の二乃と一緒で、どこかで自分の殻を破らないと話が進まないタイプです。自分らしさを大切にしつつも、自分の殻を破って意識が変わると、そこからやっと本音が出てきます。私の仕事としては、本音が出れば相性が良さそうな方をご紹介できますし、お付き合いも順調に進むのではと思います。

――四葉はクラスや部活などの盛り上げ役として人気や人望もありそうです。ただ、それが恋愛には結びつかない感じがします。

横山 明るいけれど、すごく人に気を使っちゃうタイプなんですよね? 他人のことを大切にするのは、とても良いことですが、自分はこうなんだと相手に伝えたり、分かってもらう努力をすることは、婚活だけでなく生きていくなかでも必要です。

――自分に自信が持てないという人も結構いますね。

横山 結婚相談所の会員の方でも自分に自信が持てなくて、どう申し込んでいいのか、どんな方にOKしていいのか分からない……と、迷走してしまう方もいらっしゃいます。そういう方には、「まずは会ってみましょう!」とお声がけしています。頭の中でグルグル悩んで心配しているより、会ってしまったほうがよっぽど早いんです。

 会ってみて話が盛りあがらないとか、そのお相手の前では自分の素を出せないということであれば、それはお付き合いをやめて、また別の方とお会いしてみればいいと思います。考えすぎて行動にストップをかけないほうがいいです。

――四葉みたいなタイプには、どんな男性がマッチしそうですか?

横山 最近、年上か年下かと、年齢を気にする人はほとんどいません。四葉タイプの女性には、よく言われますが包容力がある、理解力のある男性がいいと思います。彼女は明るいからといって、能天気なわけでもないし、ただのお調子者でもありません。だから彼女の言動を否定することなく、穏やかにお付き合いできる男性がいいかと思います。デートも落ち着いた場所を選んで、しっかり会話ができる場所を選んだほうがいいですね。

――最後に五女の五月です。彼女は真面目で、教師を目指していて、自分の将来についてもしっかりした考えを持っています。ただ、良くも悪くも天然です。

横山 天然というところは、逆に言えば、包み隠さず、最初から自分の素の顔を出してくれるということですから、そういうところに魅力を感じる男性もいらっしゃいます。結婚相談所では、どうしても最初は自分のマイナス面は隠していることが多く、こういう五月みたいな素直さは貴重だとも言えるでしょう。

――気遣いできないと思われないでしょうか?

横山 天然が行き過ぎると感じるところがあれば、頭ごなしに言うのではなく、付き合いのなかで話し合って変えていける要素だと思います。そういう話し合いもできないのでは、結婚にはたどり着けません。素直で分かりやすい女性なので、お互いを理解し合うのにも時間がかからず、成婚までは早そうですね。

――では、最後に『五等分の花嫁』から見る「結婚」「婚活」のポイントをお願いします。

横山 相手を理解していくことや自分の行動を変えていくことは、とてもエネルギーを使うものです。それでも、好きな人、興味を持った相手ができたら、自分の良いところを出しながら、自分を変えていくのがいい。そして、一番大切なのは、お互いを分かり合う「時間」です。会って、話して、自分のことを伝える、相手のことを知る……という、分かり合うための時間を持つことです。

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 一花、二乃、三玖、四葉、五月の五つ子全員が個性的でかわいすぎて、「推しが選べない」と嘆く人もいると聞く『五等分の花嫁』。作品のなかでも婚活市場でも、好きになった相手を思っての行動変容が大きなカギになるという点は共通なのだと、改めて感じさせられます。

(山田晃子)

引用元:https://magmix.jp/post/100828

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