移住先込みで結婚相手を探す!<シニア婚活>に近道なし?多様化する婚活の形

今回のテーマは、「あなたと共に生きたい!~最新“婚活”から見えるニッポン~」。
コロナ禍が落ち着いた今、婚活市場に新たな風が吹いている。結婚相手と移住先を同時に見つけることをサポートする取り組み「移住婚」や、急増したシニア層の婚活などを通し、日本社会の今を見つめる。
偏在する独身男女をカップリング“移住婚”

ここ20年で、日本の婚活数は年間80万組から50万組へと大幅に減少。そんな中、婚活の形が多様化している。「移住婚」もその一つで、北海道・札幌に住む藤牧直子さんも、沖縄への移住婚を考えていた。
生まれも育ちも札幌、地元のラジオ局でパーソナリティーを務めている藤牧さんは、自宅でオンラインお見合いに参加した。沖縄在住の男性に、「旅行で日本全国に行ったことはあるが、住みたいと思うことがなかった。沖縄本島へ行った時、海のきれいさにすごく感動して…」と話す。残念ながら、このお見合いは縁がなかったが、気持ちはすでに切り替わっていた。
7月下旬、沖縄・那覇市。藤牧さんは、沖縄の結婚支援センター「婚活もーる」の紹介で新たにオンラインお見合いをし、その男性に会いに来た。
住みたい都道府県3位の沖縄。「婚活もーる」では、沖縄に住みたい女性と沖縄在住の男性をマッチングさせる独自のサービスを目玉にしている。

1時間後。お見合いを終えた藤牧さんは、「1回会ったという感じなので、そこからどうなるのか…何回か会わないと分からない。一生かかっていることだし、私はそこまで気楽にいけないタイプ」と感想を話す。
その後、藤牧さんは、本島から440キロ離れた世界自然遺産の島・西表島を4年ぶりに訪れた。藤牧さんは沖縄好きが高じ、7年前、この島に1カ月滞在したことがある。
体育館では、島の子どもたちに趣味のフットサルを教え、その時の感動が忘れられないという。
前回の滞在で島の人たちとなかなか打ち解けられなかった時、フットサルをすることで一気に距離が縮まったそう。「沖縄に移り住み、地元の人と移住してきた人をフットサルでつないでみたい」それが藤牧さんの夢だ。そこにパートナーがいれば最高だが……。
「夢を見るのはその人の勝手。かなえるか、かなえないかは自分自身」と藤牧さんは話す。
