移住先込みで結婚相手を探す!<シニア婚活>に近道なし?多様化する婚活の形
経験豊富な「おせっかいさん」が婚活をお助け

富山・氷見市も、去年「日本婚活支援協会」に加盟し、移住婚に力を入れている。
結婚適齢期の男女比を見ると、昔は男女がほぼ同数だったが、今では男性が多くなった。
「日本婚活支援協会」のサイトを見ると、北海道や信州など、同じ悩みを抱えた35の自治体が並んでいる。
婚活のチャンスを生かすため、この街が始めたのが、市役所公認の婚活支援団体による男性へのアドバイスだ。この団体は、親しみを込めて、「縁結びおせっかいさん」と呼ばれている。
この日、市内のレストランでは、初デートを想定し、食事マナーの確認が行われていた。
「ナイフ、フォークの使い方は分かりますか?」「食べる時は肘をつかない」とおせっかいさん。参加している人たちは、真剣そのもの。相手の女性に、少しでも良い印象を持ってもらうためだ。

ボランティアのおせっかいさんは多くが経験豊富な女性だが、中には兄貴分のような人も。お弁当の製造・販売の専門店を経営している中島誠さん(45歳)は、少しでも地元を盛り上げる助けになればと、婚活支援に参加。中島さんは過去に2度離婚を経験し、今は独身だが、男性の立場から恋愛の心得やテクニックを教えている。
「もっといろいろな人に氷見の魅力を知ってもらった上で、婚活につなげていけたらなと常々思う」と中島さん。

今、氷見市には93件の移住婚の申し込みがあり、中島さんは女性から聞き出した条件に合う男性の選定にも一役買っている。さらに、デートのいろはからさまざまな知識を教える、男を磨くためのセミナー「男塾」も開催するなど、精力的に活動している。
別の日は、女性と話すのが苦手という男性のため、おせっかいさんの女性メンバーが相手になって会話の練習をすることに。中島さんは、女性にリードされっぱなしの婚活男性に、「質問して」とメモを見せる。

続いて、みりん干し工場で働き、両親と実家で暮らす澤井直人さん(41歳)が相談にやってきた。やはり女性と話すのが苦手だという澤井さんは、1週間後に千葉県の女性とオンラインお見合いが決まっていた。
椅子の座り方から話の盛り上げ方まで、アドバイスを送るおせっかいさんたち。果たして、お見合いの結果は? 特訓の成果は出るのか……。
